2005年10月20日

ウィルコムがWindowsMobile搭載のPHS端末を発表!!!

 キターーーーーーーーーーってか。
 まずは何も聞かず下のリンクをクリックしてください。

→ ウィルコム、VGA液晶のWindows Mobile端末を投入──W-SIM対応の「W-ZERO3」

 新しい物好き&PHSユーザーの僕としては今にも飛びついてしまいそうな機種が登場!WILLCOM1
 僕が今メインで使っているウィルコムの「京ぽん」は,僕にとってはレスポンスの遅さが唯一の弱点でした。それを克服するであろう新機種の発表が先日あったばかりで買い替えを検討していたところでしたが(→ 記事),なんと今回はWindows Mobile搭載だって!
 Windowsというのが気になりますが(本家本元はセキュリティの甘さに定評アリ)この衝撃はでかい。
 
 DoCoMoが「M-1000」というモトローラ製のFOMAを投入してまずまずの人気があるようですが,こっちはSymbianOSです(日本ではVodafoneのソニーエリクソン端末で採用している,世界的には定評のあるMobile機器向けOS)。SymbianOSは拡張性を売りにしている割には何やかやとプロテクトをかけられていたりカスタマイズが困難だったり,ヨーロッパではSymbianOSのBluetoothを介在した携帯ウィルスが拡散されたりと,僕はあまり高い評価を与えていません。

 また同じようなコンセプトのPDAとしては,非常に根強い人気があるSHARPの通称「りなざう」があります。これはLinuxを積んだZaurusという意味ですが,UNIXに詳しい人たちやハッカーから,カスタマイズ性能の高さから大歓迎されているPDAです。実は個人的にこれを狙っていたのですが,また考え直さないといけなくなりました。3つのモバイルOSのメリットデメリットを把握してから購入に動こうと思います。まさに巴戦・・・。

 どうやらAppleが新しいPowerMacG5(←なんとG5のデュアルコアCPUが2つ。合計シングルCPU4つ相当内蔵!),PowerBookG4を発表したようなので,こっちも気になります(→ 参考記事)。今使っているiBookG4がUSB1.1にしか対応していないので新PowerBook登場なら即買いだなあと思っていましたから,決まりですね!
 どんどんお金が出ていきそうな雰囲気です (^^;
 ま,お寺の経費で落としますけどね。  ← ボーズ丸もうけ的暴言・・・  

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2005年10月11日

Vodafone同士だと1件だけ通話もメールも定額になるらしいぞ

 面白いニューズが入ってきました。Vodafoneの逆襲なるか?

(Oct/11/05 CNET Japanより引用開始)
【速報:ボーダフォン、特定の相手と通話し放題の新サービス】
 ボーダフォンは10月11日、特定の相手との通話とメールの送受信がし放題になる新サービス「LOVE定額」を発表した。料金は月額315円。11月1日より開始する。
 あらかじめ指定したボーダフォンの契約者1件を相手先として設定できる。テレビ電話も2006年5月までは特定の相手とし放題となり、6月からは通信料金が半額となる。
(引用終了)

 完全にDocomoとauの一騎打ち状態になっている我が国のケータイ市場ですが,Vodafoneがやってくれました。思えば,「写メール」を開発してカメラ付きケータイを世に問うことになったのはJ-Phoneでしたから,それ以来のヒットサービスになりそうな予感です。ま,勝手な予想ですが。
 でも,これがこけたらたぶんもうVodafone立ち直れないだろうね・・・。  
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2005年10月07日

DocomoがiTunes再生携帯を開発するらしい。音質の悪い着うたフルには十分勝算はあるのでしょうが・・・

 いろいろ紹介したい記事がたまってきましたが,どれもこれも単発であまり広がりがなさそうなのでエントリ編集に苦労しています。今日は久しぶりにIT関連のニューズを。ちょっと長いですけど興味深い記事です。

(Oct/07/05 CNET Japan(元記事:Fuji Sankei Business i)より引用開始)
【NTTドコモ、音楽分野で巻き返し  「iPod携帯」開発へ】
 NTTドコモ(東京都千代田区)は、世界を席巻している携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の機能を備えた新しい携帯電話の開発に向けて検討を始めた。
 iPodの大ヒットにつながった音楽配信サービス「アイチューンズ・ミュージックストア(iTMS)」に対応する携帯端末の製品化で、米アップルコンピュータとすでに協議を始めたとの観測もある。
 日本では、KDDI(東京都千代田区)のau携帯電話に直接楽曲を配信できる「着うたフル」サービスが人気で、携帯電話の音楽分野では、ドコモは後れをとっている。
 「iPod携帯」の投入が実現すれば、これを一気に巻き返す可能性もあり、携帯電話市場に、新たな波が起きそうだ。
 iPod携帯の端末の具体的な仕様は未定だが、パソコンに取り込んだ楽曲データを簡単に携帯端末に転送して聴くことができるようにし、デザインや操作性を工夫する見通し。
 アップルブランドでなく、ドコモのブランドでの販売になりそうだという。
 アップルは、アイチューンズの音楽管理ソフトを組み込んだ携帯電話「ROKR(ロッカー)」をモトローラと共同開発。米国の携帯事業者シンギュラーを通じて今年九月から販売している。八月には日本でもアイチューンズのサービスを開始しており、日本の携帯電話への展開に注目が集まっていた。
 ドコモは、これまでに音楽分野に参入してはいた。昨年十二月に販売開始した、ソニーの音楽配信サービス「モーラ」に対応する音楽再生機能付きの携帯電話「ミュージックポーター」がそれだ。パソコンから簡単に楽曲を取り込んで楽しめる、初めての携帯電話端末だった。
 しかし、時期を同じくしてauが「着うたフル」を開始。ダウンロード数は九月末で二千万を超え、「音楽といえばau」のイメージが定着し、ドコモの存在感は薄れていた。それだけに、iPod携帯に寄せるドコモの期待は大きいとみられる。
 さらに、ドコモは年内にもテレビ電話もできる第三世代携帯電話(3G)「FOMA(フォーマ)」で、ミュージックポーターの新機種二種類を発売する予定。国内で最も容量の大きい、一ギガ(一ギガは十億)バイトのメモリーで約七百曲を記録できるタイプも投入し、音楽再生機能を強化するという。
 また、来年夏に都市部で開始する最大毎秒約一四メガ(一メガは百万)ビットの3G高速データ通信サービスでは、大容量の楽曲データを直接、携帯端末へ配信するサービスも考えている。
 これに、iPod携帯の市場投入が実現すれば、「鬼に金棒」というわけだ。

 ■アップル、日本の顧客囲い込みへ
 iPodと携帯電話の機能をあわせ持つROKRを九月に発表したアップルのスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)は、「これは携帯電話における『iPod』だ」と強調。全世界で二千百万台以上を売ったiPodの実績をもとにヒット商品への自信を示した。
 アップルが携帯電話市場に参入するのは、音楽配信サービス分野でソニーをはじめとする競合他社を引き離す狙いがある。
 音楽ファンに支持されて販売を伸ばしてきたiPodだが、いつまでも売り上げが伸び続けるとはかぎらない。そこそこ音楽を楽しみたいとする膨大な数の携帯電話ユーザーは大きな魅力。とくに、「着うたフル」に代表される“音楽ケータイ”が、世界に先行して普及しつつある日本市場での顧客の囲い込みを急ぐ必要がある。
 同時に、携帯音楽プレーヤーとしてのiPodは、ビデオなどの動画が見られるようにするなど、高機能化を図る戦略だ。
 しかし、ドコモにとっては、iPodの強さゆえに端末開発や今後の音楽配信のあり方にまで大きな影響力を及ぼす懸念もある。実現までには、まだ曲折がありそうだ。
(引用終了)

 最後の2行が現実なのでしょうが,とりあえずはDoCoMoがAppleを好意的に見てくれているということはわかりました。Appleは来年のIntelCPUへの移行を前にしてパソコンの売上げが望みにくい状況にありますから,順風吹き荒れるiPod関連でしこたま儲けておきたい。日本でのAppleブランドシェア拡大を考えるならば,落ちてきているとはいえDoCoMoの携帯業界シェアは魅力的に写ったはずです。
 一方でDoCoMoはこれ以上auに大きな顔をさせたくない。ただし自社ブランド「ミュージックポーター」は鳴かず飛ばずで,方針を大きく変えないとauの着うたフルとの差は広がる一方。そうなれば巻き返しを図るとっておきの手としてAppleのiTunseに白羽の矢を当てたのも納得がいきます。

 そうそう,自社形式にこだわりすぎて没落期に入った有名企業がありますね。Sonyですよ。最近になってようやく携帯音楽プレイヤーでmp3形式が再生可能になるなんていう怠けたことをやって,まんまとAppleのiPodに席捲されたウォークマン。iPodのTVCFをご覧になった方はお気付きのことと思いますが,Appleは「GoodBye MD」と挑発していました。一方のSonyは高みの見物を決め込んだのと,ATRAC3(MDの音楽規格)にこだわりすぎて守りに入ってしまったので破れました。盛田さんご存命のころであれば結果はどうなっていたでしょうか。

 DoCoMoはSonyの失敗からしっかり学んでください。iTunesDocomo端末に期待しています!(ちなみに僕は買う予定はありませんが ^^;;)  
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2005年09月01日

郵政問題のまとめサイトを紹介します でも政治ネタはしばらく打ち切ってPHSなどの話も・・・

 京都の寺での修業が空け,ようやく娑婆に帰って参りました。仏事に励んでいるあいだにも娑婆ではいろんなことがあったようで・・・。ホリエモンが出馬!?インドネシア通貨危機!?などなど。ようやく2週間の情報を集めまくって頭の中が整理されてきたところです。そんなわけで気分一新!ブログデザインを変えてみました(専用Blogリーダーでご覧の方には伝わらない感動・・・)。

 今日から再出発という気持ちでこのブログも更新していきます。話題としては,選挙まではできるだけ政治的な話題は避けたいと思いますが,郵政民営化問題でよくまとまっているサイトを見つけましたので手始めにここから紹介して行きます。

郵政民営化とは、郵政ロックフェラー化の事だったんです。 
小泉の構造改革とは、日本をユダヤ資本に売り渡すことだったんです。


 陰謀論嫌いの人にはちょっときついかなあ。ま,陰謀論って言ったって,公表されている事実を集めて多角的に考察を加えればこのサイトのような結論に行き着いても不思議ではないんですけどね。ウラがわかってしまった以上は,くだらないことを選挙の争点にすんなよ!という気持ちでいっぱいです。おっと。政治の話はやめよう。では何の話をするかというと久しぶりに通信関連の話。
 
(Aug/31/05 日経コミュニケーションより引用開始)
【CATV網上でのPHSサービス実現へ,ウィルコムとJ-COMが共同開発】
 ウィルコムは8月31日,ジュピターテレコム(J-COM),東京農工大鈴木康夫研究室と共同でPHS基地局をケーブルテレビ(CATV)網に接続するための研究開発を開始すると発表した。情報通信研究機構(NICT)からの委託研究として行われる。2007年3月までの時限研究で予算は1億円。PHS基地局を制御するための信号を,CATV網上に通せるようにする技術などを開発する。
 ウィルコムは「この技術を開発できると,エリアの拡大とデータ通信の高速化を期待できる」と狙いを説明する。ISDNでバックボーンと接続している同社のPHS基地局は,ISDNが利用できない場所では基地局の設置が困難だった。CATV網を利用することで,ISDNが引き込めない場所や,マンション内などへPHS基地局を設置できるようになる。
 PHSのデータ通信の高速化は,ISDNを使うネットワーク構成がネックとなっている。基地局と端末の間を高速化しても,ISDNが低速のため基地局まで複数回線を敷く必要があるからだ。高速通信が可能なCATV網を利用することで,この問題の解消を狙う。
 今回発表された共同開発は,ウィルコムが進めるPHS網のフルIP化の一環。局舎間をつなぐバックボーン・ネットワークのIP化は着手済みだが,局舎と基地局を接続する回線には手付かずだった。
(引用終了)

 ウィルコム(旧DDIポケット)に経営体が変わってから同社の躍進は目覚ましいですね。目の付け所が鋭い。現在も人気急騰中の定額通話サービスなんかも携帯キャリアを差し置いて実現してしまっています。運営会社のカーライルグループはパパブッシュの息の掛かった会社だから,民族主義的には好きにはなれないのですが経営手法には正直舌を巻きます。僕もDDIポケット時代からのPHSユーザーですし,PHSの将来性をかなり有望視していた人間の一人ですから,こういうニューズが出てくると「さすが!睨んだ通り!」ってな感じで小躍りしてしまいました。ま,サービスが実現するかどうかはこの研究結果次第なんですけど。

 これでまた大きく携帯に差をつけたかなと楽観視していたら,こんなニューズが!

(Aug/31/05 NIKKEI NETより引用開始)
【ドコモ、第4世代携帯実用化にメド・光通信並み高速に】
 NTTドコモは、ハイビジョン映像やCD並みの音楽を視聴できる「第4世代携帯電話」の技術の実用化にメドをつけた。通信速度は同社の第3世代携帯電話「FOMA」の約2500倍で、光ファイバーとほぼ同レベルの超高速通信が可能になる。技術を確立できたことで今後、装置の小型化などに取り組み、2010年の実用化を目指す。
 同社は今回装置を試作し、自動車で時速20キロメートルで走りながらハイビジョン映像32本を同時受信することに成功した。これは毎秒1ギガ(ギガは10億)ビットの通信に相当し、多数の携帯電話利用者が一斉に通信しても高速性能を維持できる計算になる。通信の妨げとなる建物が林立する環境でも、ハイビジョン映像を視聴できた。
(引用終了)

 うーん,「2010年の実用化を目指す」か。時速20キロメートルの自動車ってのは実用的ではないにしても,今の時点でここまで技術が備わっているとするなら2010年というのは早い方なのかな。何にしろCATV網を利用するPHSのサービスにとってはFOMAの2500倍っていう段階で白旗ですね。こうなっちゃうと,人体に優しくて完全IP化で定額使い放題を売りにした通話・通信専用機として,PHSは生き残りが図られるようになるのでしょう。僕としてはそれはそれで十分なんだけど。別にPHSでテレビが見れたりゲームしたりするわけでなし。携帯でもそんなことしたことないし。通話専用機というカテゴリでのライバルとして考えられるのはSkype搭載の携帯電話ですが,これが登場するかもしれないというニューズがいつかありました(ニューズソースは忘れました)。これが実現してしまうと「PHSさようなら,よくがんばってくれました」ということになるかもしれません。Skype携帯は素人考えとして技術的には可能だとは思うんですけど,実際のところどうなんでしょうね?

 最後はおまけ。Skyoe関連でライバル会社がMicro$oftに買収されたんだって。

(Sep/01/05 日経コミュニケーションより引用開始)
【Skype対抗の米テレオ,マイクロソフトによる買収でサービス中止】
 米マイクロソフトは米国時間の8月30日,低価格インターネット電話サービスを提供する米テレオを買収したと発表した。買収金額などは明らかにしていない。同時にテレオはベータ版として提供していたインターネット電話サービスを終了した。
 テレオの「Teleo」はスカイプ・テクノロジーズの「Skype」と同様に,パソコンにインストールして使うインターネット電話。2005年2月にベータ版のサービスを開始した。Skypeと比較すると,ユーザーには米国の電話番号が割り当てられ,固定電話からの着信に最初から対応しているのが強み。ボイスメールの機能も当初から備えていた。Internet ExplorerやOutlookと連携し,電話番号をクリックするだけで電話を発信する機能も用意していた。
 マイクロソフトは今後,テレオの技術を「MSNメッセンジャー」など,同社のMSNのサービスに組み込んでいく予定。なお,テレオが保持しているベータ・サービスのユーザー情報をマーケティングに使うことはないとする。
(引用終了)

 これは僕にとってはメガトン級の出来事。健全な競争だったインターネット電話市場が崩れて行く・・・。またしてもゲイツ君に・・・。  
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2005年07月19日

銀行は大量に個人情報を持っているから漏えいリスク高いって決めつけられてもねえ・・・

 今日はセキュリティの話。まずはこのニューズを紹介します。

(Jul/19/05 共同通信より引用開始)
【銀行、大量の個人情報保有 「漏えいリスク」と内閣府】
 銀行業の80%近くが10万人以上の個人情報を保有している−。銀行や保険業など金融機関が抱える個人情報の件数が多い一方、建設などの業種では比較的少ないことが内閣府の調査で18日までに分かった。
 今年4月の個人情報保護法施行を控えた2月に内閣府が初めて上場企業中心に1万社を対象に実施、2974社が回答した。結果について内閣府は「保有量の多さは、情報漏えいリスクにつながる」(国民生活局)と情報管理の必要性を強調した。
 10万人以上の個人情報を保有する企業の割合を業種別にみると、信用金庫などを含む銀行業(78・3%)が最も高かった。保険業(52・3%)でも半数を超えた。そのほかでは、小売業(62・6%)、旅行業・宿泊業(55・0%)などが目立った。
(引用終了)

 なんだかなあという感があります。そもそもテロ対策・マネーロンダリングなどの目的で厳格な本人確認資料の提出を求めるようにしたのは政府ですから,顧客の数が多ければ多いほど個人情報が大量にたまるのは必然的です。で,どうしろって言うの?

 まさか顧客は10万人以下に限定せよというわけではないでしょう。少数の富裕層を狙ったプライベートバンキングでマネロンなどの違法行為が摘発されてシティバンクは重罰を受けたところですから,顧客数が少なければリスクが少なくなるという命題ははっきりと「偽」であると言えます。じゃあ何?

 このニューズは断片しか報じていませんので大事な部分が報道されていないだけなのかもしれませんが,「保有量の多さは、情報漏えいリスクにつながる」という内閣府の発表は短絡的すぎて素直にうなずけません。確かに保有量が多ければソフト面でもハード面でも管理が困難になることは疑いようがありません。しかしそんなことは,保有量が少なくても管理にコストを掛けれない中小企業(小さな信用金庫などを含む)にだって当てはまることです。個人的には情報の保有量は漏えいリスクと無関係とまでは言いませんが,それほど相関関係はないと思います。

 企業の情報管理については一度このブログで披露したことがあります。もう一度おさらいしてみましょう。一社員が自分のパソコンからWinnyを経由して大事な情報が流出したというニューズは何度も起こっていますから,放ったらかしにはできません。なんらかの手を打たないといけません。

  • 社員にはHDDの入っていないパソコンを支給。個人パソコンの使用は当然認めない。

  • 個人情報は強力な認証システムを施した中央サーバで一括管理。

  • 情報へいつ誰がアクセスしたかがわかるように総務部署が管理。

  • 情報は閲覧のみ。ダウンロード・加工して使うときは(簡易的な)許認可制度を設ける。

  • 社員の電子メール用にUSBフラッシュメモリを支給。それに軽いメーラーをインストールしておく(そのためのソフトはWinでもMacでも出ている)。

  •  もちろんこれで完璧なんてことはありません。プロが見たら陳腐な対策にすぎないのですが,こうすればある程度は安心かなという施策を簡単にまとめたものです。
     どんなにブロックしても漏れるものは漏れますから完璧を目指す必要はありません。過失のない程度のブロックができれば企業としては○でしょう。

     僕が勤めていた銀行は持ち帰り残業も多くて情報漏れ放題だったと記憶しています(結果的には重大な漏えいは起きていない・・・はずです)。問題が大きくなってからしか動けないのが日本の銀行ですから率先して情報管理が徹底されるってことはないでしょう。もちろん外資系の銀行は管理だとかのコストがかさむ部門は軽視されていますからもっと悲惨な状態のはずです。国内国外かかわらず,どこか他の銀行で問題が起こらない限りこんな後ろ向き案件に時間も金もかけている余裕はないでしょう。ま,自分達の銀行で問題が起こらないようには皆でお祈りでもするんでしょうが・・・。

     セキュリティの話として雑談を少々。5月に鹿児島に旅行に行ったときに泊まった「岩崎ホテル ザビエル450」というホテルは,無線LANの電波が漏れ放題でした。1日500円払えば専用機器を借りて高速インターネットが利用できると謳っていたホテルなのですが,なんのことはない,払わなくても使い放題でした。チャンチャン。  
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    2005年07月13日

    世界中にウィルスをばらまいたある少年が刑務所行きを免れたってさ

     今日もHOTWIREDからのネタ。未成年なら何でもアリってのは日本だけではないらしい。

    (Jul/09/05 HOTWIRED JAPANより引用開始)
    【『サッサー』ウイルス作者、「未成年」で実刑免れる】
    ※引用者が箇条書きに編集
  •  全世界で数億ドルもの被害をもたらしたインターネットワーム『サッサー』(Sasser)を作った10代の少年に8日(現地時間)、判決が下された。少年はコンピューター破壊の罪などで有罪になったが、刑務所行きは免れることになった。

  • スベン・ヤシャン被告(19歳)には禁固1年9ヵ月の判決が下されたが、執行猶予がつき、その期間中に奉仕活動を命じられたとのこと。

  • 「ヤシャン被告は18歳の誕生日の数日前に逮捕されたため、ぎりぎりのところで刑務所行きを免れた。そのタイミングで警察に逮捕されたことは、同被告にとっていろいろな意味で幸運だった」とセキュリティー企業の上級技術コンサルタントは述べている。

  • 裁判所は判決の中で、被告が「罪を犯した動機は、評価を得たいという気持ちから」であり、金目当てではなかったとしている。

  • サッサーはマイクロソフト社のOS『ウィンドウズ2000』と『ウィンドウズXP』の脆弱性を悪用したものだ。永続的な被害はもたらさないものの、どうやらプログラムミスにより、一部のコンピューターではクラッシュと再起動を繰り返す結果となった。

  • サッサーの影響で、何十万台ものコンピューターが混乱に陥った。台湾では3分の1の郵便局が打撃を受けたほか、英ブリティッシュ・エアウェイズ社では20便に遅れが生じた。

  • ヤシャン被告を尋問した捜査当局の印象では、被告の動機はプログラマーとしての名声を得る点にあったようだという。

  • この裁判以前にも、ウイルス作者が年齢によって減刑された例は複数あるが、2003年に『ブラスター』ワームの亜種を作成した米国在住の10代の少年は、禁固1年6ヵ月の実刑判決を受けている。
  • (引用終了)

     僕の愛用しているマシンはMacだから今までウィルスなんて見たこともないのですが,Sasserというウィルスは前の会社に務めているときに連絡文書で気をつけるように回ってきた覚えがあります。でも実際に被害に遭った人は周りにいなくて,やっぱりウィルスの怖さをまだ僕は経験していません。できればこの状態が続けばいいのですが,さてどうなりますやら。

     それにしても台湾の3分の1の郵便局を混乱させた少年が未成年だから実刑オフってのはどうなんだろうか?決してコンピュータとかネットに詳しくない職員達を手玉にとったのはさぞかし気持ちがよかったのでしょうが,これでプログラマーとしての評価が上がるっていうのはどうも信じがたいです。そういう世界なの?クラッカーって(いわゆるハッカーというのは実は尊敬語だったりするのでこの場合はクラッカーと呼びます)。

     日垣隆氏が常々主張されていますが,社会や個人に与えた影響によって刑を決めるべきでしょう。年齢が幼いっていう理由だけで殺人者や極悪犯罪人が裁かれない(少年院に行かせることは裁きではない)のはおかしい。僕は,こういう少年少女の極悪犯罪については親の名前と住所を公表すべきだと提案します。子育てというのは立派な社会行為なんです。親がきっちりしていれば十分に防げる犯罪です。ま,結婚もせず子供もいない僕が言うと説得力はありませんが,そうしないとやられた方はやられ損ですし,おかしな前例ばっかりが生まれてしまいますから,親の情報公表に近い社会的制裁を何か考えないといけないと思います。  
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    2005年07月02日

    セキュリティは100%を目指してはいけない。何もできないぞ。間違いない!

     今日はセキュリティの話をしよう。最近は公開していない方のアドレスにスパムメールがやたらと届くので気味が悪い。とはいえ技術的な解決についてはいたちごっこだろうし,100%の対策なんて望んでいませんから,ぼちぼち対策がたてられるようになればいいなあと思う程度なのですが,こういう記事が出てくると,やっぱり不安だなあと思ってしまいます。

    (Jul/01/05 日経コンピュータより引用開始)
    【静脈認証も安心できない? 大根で作った偽造指で認証に成功】
     「静脈認証でさえ、偽造指に対するぜい弱性は否定できない」−−。6月29日から7月1日まで東京で開催された「情報セキュリティEXPO」で、セミナーの演壇に立った横浜国立大学の松本勉教授はこう警告した。偽造/盗難キャッシュカード対策として金融業界で急速に普及しつつある静脈認証について、客観的なぜい弱性評価の必要性を示したものだ。
     静脈認証は指、手のひら、手の甲などに赤外線を当て、体内にある血管の形状パターンを元に個人を識別する。指紋認証などと異なり、表から見える身体的特徴を使わないことから、「なりすまし」に強いと一般に思われている。だが実は、静脈認証の歴史は浅く、ぜい弱性が十分に検証されてきたとは言えない。
     松本教授は比較的簡単に入手できる素材を選んで、人の指に似た光の透過率を持つ2種類の模型を作成した。その一つは、野菜の大根を棒状に切りラップで包んだもの(写真)。もう一つは、スキー場の人工雪に使われる高分子ポリマーをエポキシ樹脂と硬化剤で固めたものである。これらを市販の指静脈認証装置に登録した上で、再度差し込んで照合すると、いずれも100%受け入れられた。ただし、作ってから1週間経過した大根では、受け入れ率が98%に低下する。
     今回の報告は研究の途中経過を示したもので、これをもって、直ちに「銀行が使う静脈認証の危険性が高い」とは断言できない。本物の人間の指を静脈認証装置に登録した上で、それに似せた偽造指を照合に掛ける実験の結果を、まだ示していないからだ。偽造指を使って、既に静脈パターンを登録済みの人になりすますのは、より困難と見られる。
     一方で、松本教授は「指紋認証に比べて相対的に安全と思われている静脈認証にも、一定のぜい弱性があることは事実。頭から安全だと信じ込むのは危険で、今後、検証を重ねて精度評価基準を作る必要がある」と語る。
     松本教授は、2000年7月、ゼラチンで作った偽造指を使って、市販の指紋認証装置を容易にだませることを発表し、世界のセキュリティ専門家を驚かせた。その後、虹彩認証装置についても、瞳の画像を名刺大の紙に印刷する方法で、容易に「なりすまし」できることを証明している。一連の実験結果は金融庁のWebサイトにPDF形式で掲載されている。
    (引用終了)

     この研究から得られる教訓があります。「100%安全」というものは存在しないということです。
     ネット社会である現代の個人情報の漏洩に関して言えば,99%安全なのはネットにつながないことです。でも誰かにパソコンを盗られて情報を持ち出される危険もありますし(WindowsのSleipnirというブラウザの作者のパソコンが盗難に遭ったとかいろんな例があります),バックアップをとっていたHDDやUSBフラッシュメモリーなどが盗難に遭うことだって考えられますから,情報機器を使っている以上は100%安全ということはないでしょう。ではそれが怖いから100%安全な「情報機器を使わない」という選択肢をとりなさいと言えるかというと,そんな非効率なことができるわけがない。これがないと最早この国のシステムは動きませんからね。何をするにしても完璧主義っていうのは一番の弊害であったりします。ではどうすべきかと言うと,現時点で考えられる中で最良のセキュリティを施すしかないということ。それが破られたら,その時に対策を考えるしかない。いろんなリスクが怖いから預貯金しかしない,っていう発想では人は成長しないのと同じだと思います(かなり強引な展開だったかな)。
     話はそれますが,じゃあどうしてお前は牛肉の全頭検査を支持するのだ,完璧主義ではないかと言い出す方がいるかと思います。テレビでもそういう主張をする政治家がいましたので,反論しておきましょう。結論から言うと全頭検査は完璧主義からくる手法ではありません。他に最適と思われる手法がないから実施しているだけです。全頭検査したからBSE罹患牛がポロポロ見つかっていますし,また全頭検査したからといって見逃されている牛もいるかもしれない。でも現状はこれが最適な武器だと考えられるからやっているのです。
     全頭検査を否定する人たちは統計学を持ち出して科学的ではないから不必要だという結論を導くわけですが,そもそもこれって科学云々のレベルの話ではない。だいたい,人間ごときが自然界の法則を今の科学の知識だけで理解できるはずだと考える心構えが間違っています。今のちっぽけな科学知識の器では自然界は捉えきれないことは自明です。・・・と書きましたが,理系の人間はほとんど全員がそう考えているでしょう。でなきゃ予算つけて研究開発する意味がないから。一部の文系人間だけが偉そうに(神の次元を越えて)今の科学ですべて説明できる,できなければオカルトだと言う。ま,理系の中にも大槻教授みたいな人もいますけど。とにかく完璧を期するために全頭検査をやっているわけではない・・・とするのが僕の考えです。鹿児島で畜産農家や企業と対峙してきた僕が,100%安全なのは肉を食べないことだ!って真面目に言うことができないという弱みはありますけどね。

     お肉の話はこれぐらいにしよう。
     毎日毎日,個人情報があちこちから漏れているのはいろんな理由があるんでしょうけど,メガトン級の物でない限り,ピーチクパーチク言うのはよしたほうがいいと思います。リストラされた元社員が腹いせに情報を持ち出すとか,転職で有利になるように持ち出すとかは,漏洩を防ぐ仕組みを整えるだけでは100%防げません。だから精一杯の対策をしていれば(企業に故意がなければ)おとがめすべきではないと思います。もちろん,漏洩の理由を吟味した結果,これは誰であっても防げなかったねという場合のみそういう結論を出すべきですから,ウイルスが仕込まれているのがわかっているのに放置していたくせに口先だけで「当社の対策に問題はなかった」なんていうカカクコムの社長達のような頭の悪い人には同情はいたしませんが。
     メガトン級というのは,このブログでもちょくちょく採り上げているように,役所の人間や原発関係者が個人のパソコンに重要データを保存していてかつWinnyでデータがばらまかれたとか,ウィルス除去ソフトを作成している会社がウィルスデータ(正しくない表現だが)をまき散らしたとか,クレジットカード会社が管理不十分で個人情報がダダ漏れだったとかのことを指します。特に役所とかについては,防げたのにやられちゃったというのは社会的にも簡単に許されるべきではありません。ま,クレジットカードの問題については何故かどこの新聞もテレビも「アメリカの情報処理会社」としか言わない点にはキナ臭さがただよいますけどね。個別名を発表してしまうとメガトン級だったりして。

     最後に政府の取り組みを紹介しよう。ちょっとマニアックな話なので興味のある人向け。

    (Jul/01/05 日経システム構築より引用開始)
    【政府が不正アクセス防止のために「セキュアOS」の導入を促進】
     「カカクコムのような改ざんや情報漏えいを,官公庁が運営する電子政府システムで引き起こすわけにはいかない」(内閣官房情報セキュリティセンター 参事官補佐 沓澤正道氏)――。
     民間企業や官公庁などが提供するWebシステムへの度重なる不正アクセス事件の発生を受けて,政府は主要官公庁のシステムに「セキュアOS」の導入を促進する考えだ。内閣官房情報セキュリティセンターが7月1日に発表した報告書「電子政府におけるセキュリティに配慮したOSを活用した情報システム等に関する調査研究」(PDFファイル)に,この方針が盛り込まれている。報告書は,東京工業大学 大学院 情報理工学研究科 教授の柴山悦哉氏を委員長,みずほ情報総研を事務局とする,産官学の検討委員会がまとめた。
     報告書では,セキュアOSを「最小特権(ユーザーやプログラムに必要最小限の権限しか割り当てない)や強制アクセス制御(管理者を含めてシステム全体にセキュリティ・ポリシーを強制する)機能を中核とした,セキュリティに配慮したOS」と定義。セキュアOSを電子政府システムで活用できるか否か,活用する場合にどんな弊害があり得るかなどを分析している。
    (略)こうした考察に基づき,政府は2006年3月までに「セキュアOS」に求める仕様を明確化する方針だ。同時に,商用製品とオープンソース製品の機能を洗い出し,製品をそのまま利用できるか,拡張すれば済むか,独自に開発すべきかの結論を導き出す計画である。報告書では,主なセキュアOSとして,FreeBSD 5.x,HP Compartment Guard for Linux,HP Virtual Vault,PitBull,SELinux,Trusted Solaris(Solaris 10)を示しており,比較調査もこれらの製品に対して実施すると見られる。
    (引用終了)

     とにかくUNIX系を使おうということですかね(間違ってる?)。見事にWindowsの文字が見当たらないね。ゲイツ君も小泉総理に会いに来た後だというのに(参考記事:小泉首相:米MSのビル・ゲイツ会長が表敬訪問),トップ会談は大失敗だったということでしょうかね。ま,淡い期待ですが,我らがMacOSXもUNIXベースですから望みはあるということかな(薄すぎ!)。  
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    2005年06月16日

    セキュリティ対策していますか?

     今日はセキュリティの話。
     ちょっと前にカカクコムという会社のホームページにウィルスが仕込まれていて,そのサイトを訪れた人のPCに感染したというニューズがありました。ちなみにこのウィルスはWindowにしか反応しないようでMacは無問題だったそうな。ITmediaのニューズサイトなどでこの問題の特集を組んでいまして興味深く読ませてもらいました。

     今日はこれら一連の問題の中で浮かび上がった問題点などをITProのサイトから引用して見ていこうと思います。

    (May/26/05 ITProより箇条書きにして引用開始)
    【カカクコムは情報をきちんと公開すべきだ】
    ◎製品価格を比較できるサイト「価格.com」が不正侵入された。5月14日以降閉鎖した同サイトは5月24日の夜,一部を除いてサービスを再開した。翌5月25日には,この件については最後になる可能性がある記者会見が開かれた。
    ◎一体どんなウイルスなのか?」「(通常はありえないことだが)サイトにアクセスしたユーザーは全員感染するのか?」――といったことが分からなかった。
    ◎緊急記者会見では「警察が捜査中」を理由に,侵入経路や侵入された原因などについては,一切公表されなかった。
    ◎穐田誉輝代表取締役社長兼CEOが「ネット専業として,最高レベルのセキュリティを施していたつもりだが,今回このようなことになった」と発言。
    ◎だが,「最高レベルのセキュリティ」なら,Webサーバーにセキュリティ・ホールが存在するわけはない。「(最高レベルのセキュリティなら)セキュリティ・ホールを突かれたということはないですよね」と同社に質問すると,これについても「捜査中」を理由にノーコメントだった。
    ◎「5月11日に発覚していたのに,なぜサイトを運営し続けたのか?」との質問に対して「閉鎖すると侵入経路が分からなくなる」(穐田社長)。侵入経路が分からないまま閉鎖すると,再開後に被害を受けるというのだ。理解に苦しむ。ユーザーを危険にさらしたままでよかったのだろうか。
    ◎「24日午後からサービス再開,盗まれたメール・アドレスは2万件超」と発表
    ◎25日待ち望んでいた記者会見が開催された。そして失望した。「類似犯罪を招く」「不正アクセスの捜査に支障をきたす」――。この2つの理由で,不正アクセスを受けた原因や対応策などについては,一切明らかにされなかった。今後も明らかにするつもりはないという。
    ◎類似犯罪を防ぐには,情報を共有したほうがよい。穐田社長は会見中「(同社が受けたような攻撃は)他のサイトでも起こりうる」と発言している。
    ◎同社では,秘密保持契約を結んだ他社には,今回の攻撃について話をしてもよいとしている。だが,そこまでして聞きに行く企業はあるのだろうか。
    ◎穐田社長は,「できる限りのセキュリティ対策を施したが,結果的に不正アクセスを許した。このため問題がなかったとは言えないが,(カカクコムに)過失はなかったと考えている」と発言した。
    ◎結局,この件については最後になると思われた記者会見でも,不正侵入された原因は明らかにはならなかった。
    (引用終了)

     警察とか弁護士から何を教えられていたのかは知りませんが,この会社からは良心の言葉が聞こえてきません。「最高レベルのセキュリティが破られたのは当社の責任ではない」そりゃそうだ。でも破られて被害を被った人たちはやりきれないでしょう。問題が発覚していたので放ったらかしにしておいて(裏方で作業はしているようですが)その間にサイトを訪れて被害を被った人たちに対してお詫びすらしないというのは,およそ責任ある会社の社長のとる態度ではない。「過失はなかった」なんて僕なら恥ずかしくて言えないです。問題放置は立派な過失です。放置した結果2万件もの個人情報が流出したのだから重過失です。事件が起きるちょっと前の読売新聞に社長のインタビューが載っていましたが,その時はヨイショ記事に騙されて好青年だと思ってしまったものです。とんでもない輩でした。

     というわけで,この問題が悪いほうに広まらないように対策は十分とっておくことですね。まず行政とか個人情報の流出責任が重いところはこういう風にやらないといけません。

    (May/18/05 asahi.comより引用開始)
    【HDD内蔵しないパソコン導入へ 個人情報保護で鳥取県】
     鳥取県は、個人情報などのデータが外部に漏れないよう、業務で使うパソコン約4800台のすべてを、記憶装置のハードディスクドライブ(HDD)を内蔵していない型に切り替える方針を固めた。パソコンのデータは県庁のサーバーで一元管理し、パソコンを紛失したり盗まれたりしても情報は流出しない。総務省地域情報政策室は「データが残らないパソコンの導入は初めて聞く取り組みだ。個人情報保護の面で全国のモデルケースになってほしい」と注目している。
     同県は個人情報保護法の施行に伴い、各職場のパソコンに記憶させている個人情報の扱いを検討。今年に入って大手メーカーがHDDをなくした新型パソコンを発売したことから、導入を決めた。
     計画では、県の関係機関にあるパソコンを4、5年かけて新型に切り替える。職員はパソコンでサーバーからデータを呼び出し、書き込みや書き換えなどの作業を終えたら、再びサーバーに記憶させる。サーバーの新設と合わせて約2億円かかる見通しで、早ければ来年度から導入を始める考えだ。
     県行政経営推進課は「2億円は高額だが、個人情報の保護は社会の流れだ。不特定多数に情報が漏れるリスクに対応したい」と話している。
    (引用終了)

     これでもまだ完璧とは言えませんがかなりの前進であることは確かです。ブロードバンドが普及しているのだから,中央サーバをセキュリティでガッチガチにして,そこにデータ閲覧を要求するだけの端末を事務所に置いておけば十分なパフォーマンスは得られるはずですね。最新技術はこういう風に使わないと宝の持ち腐れになりますよ。
     ついでにサーバーもWindowsなんていう中国べったり企業のブラックボックスOSは無視してLinuxとかMacOSXサーバーを導入しましょう。どちらもオープンソースですからセキュリティ甘ければすぐに指摘されて直せますから。

     セキュリティの話を続けます。最近流行のIP電話もセキュリティが甘いらしい(参考)。
     要するに無料とかになったらおかしな連中もおかしなことをしやすくなるってことね。スパムメールが音声電話に発展しているということでしょう。ウチの事務所はこういうスパム電話(とでも言うのかな)をシャットアウトする機能がついているので,ある程度の対策はとれていると思うんですが,実際に着信音が鳴らないので効果が分かりづらい(笑)。技術が進むと余計なリスクが増えるというのも考えものですねえ。  
    Posted by p-5796189 at 23:22Comments(0)TrackBack(0)

    2005年05月17日

    アメリカはやっと光ファイバーが家庭に入るんだって

     アメリカのネット環境は遅れているという話を以前ここで書きましたが(いつだったかは忘れた),今日それを裏付ける一つのニューズが出ました。

    (May/17/05 MYCOM PC WEBより引用開始)
    【米国でもFTTHサービスがスタート、全米最大通信会社Verizonより】
     全米最大の地域系電話会社Verizon Communicationsは5月16日(現地時間)、米北東部のニューハンプシャー州にある2つの都市に、間もなく家庭向けの光ファイバー接続サービスを提供する予定だと発表した。大手通信会社が正式に提供するサービスとしては、全米でも初の事例となる。Verizonでは現在、同社がカバーする州の約半分で同様のサービス展開を目指してネットワークを構築しており、順次サービス提供を開始していく予定だと述べている。
     日本ではNTTなどの地域電話会社をはじめ、電力大手が光ファイバサービスを提供するなど、100Mbps超のブロードバンドサービスはごく身近なものとなっている。ところが米国では、ブロードバンド接続サービスを提供するベンチャーが2000年前後のITバブル崩壊で相次いで倒産したり、広大な国土が理由でADSLやデジタルCATVでのブロードバンド拡大が難しかったことを受け、日本や韓国などのブロードバンド先進国に比べて出遅れていた。ADSLも最高で1.5Mbps程度と日本などに比べると低速だった米国だが、最近ではCATV会社最大手の米Comcastが3Mbpsのブロードバンド接続サービスを都市圏を中心に提供しはじめたほか、電力線やWiMAXなどの無線を使ったブロードバンド接続サービス実験がスタートするなど、状況は日増しに改善しつつある。そして今回、Verizonが大手通信会社としては初の光ファイバ接続サービスを正式に発表したことで、さらなる進展を見せたことになる。(後略)
    (引用終了)

     通信関係の本を読んでいれば特段驚くようなニューズではありませんが,アメリカではようやくブロードバンドの本命が家庭に入りました。光ファイバーについては日本はかなりリードしているわけでなんと恵まれているんだろうと思わずにはいられません。日本発の技術では現在1秒間に映画が500本ぐらいダウンロードできるようなスピードを実験でマークしているようですので,この域に達するにはアメリカはまだ数年かかるのかもしれません。と言っている間にお得意の買収買収であっという間に技術が漏れるのかもしれませんが。

     アメリカではApple社のiTunesMusicStoreからのダウンロードが何億曲を突破するとかいう報道がありましたからブロードバンド大国だという先入観が僕もありました。でもMP3データのダウンロードだからたいして時間もかからないんだろうね。ストリーミングのダウンロードなんて1.5Mbps程度じゃ無理っぽいですけどちゃんと見れるんだろうか。ま,余計なお世話かな。

     日本の光ファイバーは理論上は100Mbpsですが,実際は30Mbpsがせいぜいです。ウチでこれぐらいです。とは言ってもルーターを介して同時に4台のパソコンが繋がっていますが,どの端末もすこぶる快適なスピードです。ちなみに4台すべて僕が使っているわけではないですよ。寺の事務用に2台,親父が1台,僕が1台です。

     同じく光ファイバーを設置した西宮の家にはiMacG4(FlatPanel)がサーバーとして動いていますし,2人の弟がそれぞれ西宮で接続していますから,ウチのファミリーはなんと光ファイバー率100%。NTT工事が無料っていう誘惑にかられて申し込んだ甲斐がありました。こういうのは新しい物好きにはたまりませんねえ。今後もますますネットを上手に使っていきたいと思います。

     今日は時間がないのでこれぐらいで。  
    Posted by p-5796189 at 22:05Comments(0)TrackBack(0)

    2005年05月11日

    PHSをもっと普及させたいね!

     今日は携帯の話。とはいっても僕が主に利用しているのはPHSなので,PHSの話題が中心。ちょっと前から報道されていたものですが,ウィルコム(旧DDIポケット,H")の通話料定額制が大ウケで加入者続出中というものです。

    (May/11/05 NIKKEI NETより引用開始)
    【4月の携帯・PHS純増数、定額効果でウィルコムが急増】
     電気通信事業者協会は11日、4月の携帯電話・PHS(簡易型携帯電話)契約統計をまとめた。新規契約数から解約数を差し引いた純増数は、PHS最大手のウィルコム(旧DDIポケット)が、音声定額制導入の効果で6万600件と大幅に伸ばした。携帯電話の純増数はNTTドコモが25万700件で、KDDI(au)を抑えて5カ月連続で首位になった。
     PHSでは各社軒並み契約者が減少する中、ウィルコムは1998年4月以来7年ぶりに6万件超の純増を達成した。同社の加入者総数は約310万件で、1カ月だけでユーザーを2%増やしたことになる。
     ウィルコムは5月から、同社のPHS同士なら月額2900円でかけ放題の音声定額制を開始。予約キャンペーンの効果で3月から新規加入が増えている。ドコモがPHS撤退を決めたこともあり、ドコモから乗り換えるユーザーも多いもよう。一部店頭ではPHS端末が品薄状態で、メーカーに増産要請をしているという。(後略)
    (引用終了)

     世間は第3世代ケータイの時代に突入しているわけですが,以前ここでも書いたとおりウチには電波が届かない(涙)。それでも持ち続けているのは,前の会社の知人や鹿児島・山形の知人にPHSのことを伝えていないからでして,一度知らせるタイミングを逸するとどうでもいいですね状態になっています。家族割引ですからそんなに高い基本料金ではないというのもありますし,いろいろ通信関係で試してみたいこととかがあってちょくちょくテストしていますので,なかなか手放せなかったりして。ま,そんなことはどうでもいい。

    (May/11/05 IT Proニュースより引用開始)
    【CSCがウィルコムのPHSを利用した組み込み機器向け通信サービス】
     通信系ベンチャー企業のCSCは5月10日,組み込み機器向け通信サービス「MyAccessサービス」を開始した。玩具やセンサー,監視カメラなどにPHS通信モジュールを組み込むことで,各種機器に通信機能を持たせることができる。1日の利用量が数バイト〜100kバイト程度の低トラフィック用途が対象。機器との通信に使う無線データ通信網は,ウィルコムのPHSパケット通信網を借り受ける。(略)
     発表会場では,パートナ各社が検討中の製品やサービスをパネル展示で説明した。例えばタカラは,赤ちゃんをあやす玩具のメリーにカメラとCSCエンジンを搭載した製品見本を出品。赤ちゃんの写真を携帯電話に送ったり,赤ちゃんが泣き出したら携帯電話にメールを送信するなどの利用を検討しているという。松下電器産業は,CSCエンジンを搭載した無線ICタグ・リーダーを利用したシステムを提案した。配線が要らないため従来よりも設置が簡単なうえ,リーダーとサーバーの通信にPHS網を使いバスなどの乗り物にもリーダーを設置できる点が特徴だ。
    (引用終了)

     CSCと言えば我々が毎日使っている無料メーリングリストの運営会社です。そこがウィルコムと組んでPHSの特性をうまく活かしたニッチなサービスの展開を考えているようです。そもそもケータイが普及してからPHSというのは今やスーパーニッチと呼んでもいい分野かもしれませんが,それでもケータイがやっとこさ通信の定額制(しかもけっこう割高)を打ち出したのに対してずいぶん前から実現していましたし(先月の長期旅行にも十分威力を発揮しました),今回は通話料も定額制を実現しているわけです。ケータイは,例えばイギリスでは子供は法律上持ってはいけないとされるぐらいの危険な電磁波が出ているので長期間電話するのは体によくないのですが,PHSは大型病院の内部連絡で使われるぐらい電磁波の影響が小さい。まさに遠距離恋愛とか(僕のような・・・)長時間電話する人のためにはなくてはならないツールになりました。ケータイ各社のCM構成で消費者が本当の情報をつかめなくなってしまっているという点は割り引くとしても,もうちょっとPHSの利点が皆に知れ渡ったらいいのになあと思います。ま,少数派が好きな天の邪鬼な僕としては,あんまり増えてもらってもうれしくなかったりして・・・。

     PHSの話題はこれぐらいにして,今度は音楽配信の話。

    (May/11/05 CNET Japanより引用開始)
    【ヤフー、「聴き放題」の音楽配信サービスを発表--価格破壊でiTunesに挑戦】
     Yahooが米国時間11日に新しい音楽サービスを提供開始する予定だ。これにより同社は、オンライン音楽市場を独占するApple Computerからシェアを奪う構えだ。
     Yahooの音楽サービスは、NapsterやRealNetworksが提供するサービスと同じく、月額制のサブスクリプションサービスを中心に提供される。ユーザーは購入した楽曲を携帯音楽プレイヤーに保存することができる。競合各社は月額15ドル程度でサービスを提供するが、Yahooのサービスは、それより大幅に安い月額6.99ドルで提供される。
     同サービスでは、インスタントメッセージ(IM)をはじめとするYahooの人気アプリケーションとの連携が図られている。これは、コミュニティを作ったり、合法的にファイル共有を行ったりするための環境をユーザーに提供すれば、サービスがより魅力的なものになるとYahooでは考えているためだ。
     同サービスを見たレコード会社の幹部は、ユーザーがコミュニティを形成できる点を特に評価し、今後のオンライン音楽ビジネスの発展を予感させると述べる。Yahooのサービスは、デジタル音楽配信業者MusicNetの技術を一部ベースとして開発された。(略)
     Yahooがオンライン音楽市場に参入したことにより、同市場は今後、様変わりする可能性がある。MP3プレイヤーおよびデジタル音楽配信の両市場を独占するAppleは現在、両市場で70%程度のシェアを獲得している。(略)
     もっとも、Yahooが提供する音楽サービスの将来は、同社のマーケティング力に大きく左右されることになるだろう。ソニーやVirgin Digital、Microsoftなどの大手企業もiTunesに対抗するサービスを提供しているが、どのサービスも市場で大きな影響力をもつには至っていない。
     それとは対照的に、AppleのiTunes Music Storeは、サービスを提供し始めてからの2年間で、4億曲以上の楽曲を販売している。10日にAppleは、デンマーク、ノルウェイ、スウェーデン、スイスの4カ国でもiTunes Music Storeのサービスを提供開始した。iTunes Music Storeは現在、19カ国で展開されている。
    (引用終了)

     日本では著作権保護の壁が厚すぎてAppleも音楽配信が思うようにできていないので,あまりピンとこない話でしょう。でも僕みたいなMac信者にとってはかなり興味をそそられるわけで,実際に太平洋の向こう側ではすでに70%ものシェアを独占しているAppleの手腕には驚かされます。それほどiPodの影響が大きくて,昨日も派生サービスのポッドキャスティングを紹介したわけですが,いよいよ巨人Yahooが挑戦権をたたきつけてきたようです。やっぱりライバルがいないと面白くない。Appleが今後どのように迎え撃つのか,注目ですね。

     さて今日はこれぐらいにしておきましょう。  
    Posted by p-5796189 at 23:52Comments(0)TrackBack(0)