2005年11月08日

盲目的な屈米体質の読売は日本の良さをまるでわかっていない

 僕がこの話題に触れ出すと止まらないかもしれない。そういうわけで意図的にちょっと距離を置いていた牛肉問題について,ほんのちょこっとだけ書いておきたい。例によってバカ新聞の社説を引きます。

(Oct/25/05 読売新聞社説より引用開始)
[米国産牛肉」「輸入再開を遅らせる政治の怠慢」
 過去2年間、禁止されてきた米国産牛肉の輸入が、年内に再開される見通しが強まった。
 安全性を審査している食品安全委員会の専門調査会が、「日米の牛肉のリスク差は非常に小さい」とする答申原案を示した。今後、リスク評価について詰めの議論を行い、近く決定する見込みだ。
 食品委は、原案が決まればそのまま正式答申とする方針だ。それを受け、農林水産省などが年内に禁輸措置を解除する運びとなる。
 だが輸入再開までに、あまりに時間がかかり過ぎているのではないか。この間に日米関係は、米軍基地の移転問題などに牛肉問題も加わり、良好な関係が失われつつある、との見方もあるほどだ。
(引用中断)

 ごまかされる前に書いておくけど,日米関係と牛肉の安全問題は全く別だぞ。30ヶ月以上の牛とはいえBSE発生国が何の対処もしないまま日米関係だけをことさら強調していい加減な恫喝をしてくるのを,読売の社説子はそのまま受け入れよというわけね。
 さらに断って書いておくけど,基本的にアメリカがやってるこの手の恫喝は「外交」としては当たり前の手法。それだけ恫喝に弱い日本という前歴があるから相変わらずのジャイアニズムを繰り返してくるわけで,「外交とは他国が嫌がることをやることだ」という刮目すべき定義から言えばそれほど驚くようなことではない。
 僕はこれまで「他国にとやかく言う前に自国内の矛盾を何とかしてからにしろ」という正論を張って,この手の恫喝外交に臨むべきだと考えていたのですが,最近はもうちょっと大人になって(狡猾になってという意味)こっちも向こうのいやがることをやってやれという考えにシフトしないといけないなと思っています。とはいえ,今の日本の国力ではそんなことはできないので,憲法改正を前向きにとらえて自立自尊できるような国造りを進めることから始めるしかないかなという,いつもの結論に戻ってしまっているんですが(笑)。続けます。

(引用再開)
 専門家の議論も大切だが、重要な政策課題には政治の出番が必要だ。「政治が前面に出て対応すれば、これほどの時間はかからなかった」との指摘を、重く受け止めるべきだ。
(引用中断)

 さあこのあたりから読売のバカ丸出し社説が始まります。何が争点かわかってなくて,スキャンダル握られて言うこと聞くしかない政治家に任せたら日本国民の健康が危ないから専門家に意見を聞くんでしょうが。力のある政治家は必ずすねに傷を持っています(これは仕方がないことなんです。金権政治のエセ民主主義である以上は)。そういう後ろめたいスキャンダルを,CIAが幅広いスパイ活動を通して握っている事実は,過去のいろんな事例を見たらわかることです。だから政治家が出ていったらすぐに押し切られるんです。新聞社って我々より情報量が多いはずなのに,なぜこの程度の分析もできないんだ?

 余談ですが,クライン孝子というポチ保守自称国際ジャーナリストは,中国・朝鮮のスパイ活動が気に入らないので日本もはやくスパイ防止法を制定すべきだなんて言ってしつこい。でもスパイ防止法でまず逮捕されるべきはアメリカのCIAだからね。これまで日本の本当の保守系政治家を葬ってアメリカの占領統治を万全なものにしたのがCIAなんだから,日ごろから国益国益とうるさい哀れむべきポチ保守こそ,しっかりと事実を見つめて欲しいもんです。

(引用再開)
 2003年末に、米国で初めてBSE(牛海綿状脳症)の感染牛が確認され、日本はすぐ輸入を禁止した。輸入牛肉の約半分を米国産が占めていただけに、牛丼チェーンなどに大きな影響が出た。
 米国は再三にわたり、輸入再開を求めたが、日本が国産牛に義務付ける全頭検査を実施していないことなどを理由に、日本側は拒否してきた。
 問題は、世界で全頭検査を導入していたのは日本だけだったことだ。国内からも疑問視する声があった。米国との摩擦をきっかけに議論が始まり、半年もかかって、ようやく解除にこぎ着けた。
 その過程で、米国は対日輸出分について、日本の基準に合わせる譲歩案を提示してきた。脳や脊髄(せきずい)など特定危険部位を完全に取り除いた20か月齢以下の牛に限る、という内容だ。
(引用中断)

 世界で全頭検査を導入していたのは日本だけだったことの何が問題なのか。最も安心できる仕組みを低コストで実現している最も進んだ国なのだぞ。なぜ後進国に合わせる必要がある?逆に言えば,そうしなければ日本では牛肉需要が戻らなかったんだぞ。安くて危険なアメリカ産牛肉を輸入して喜ぶのは一日の小遣いが500円のサラリーマンだけだ。読売にとって,何を守ることが「保守」なんだ?国民のいない国家という容器を守りたいわけか?

(引用再開)
 輸入解禁の是非について食品委には、米国が危険部位の除去などを確実に実施するかどうか、疑問視する声が依然としてあるのが現実だ。
 だが、米国側が約束を守るかどうかは農水省などが厳しく点検すべきことだ。約束履行を前提に食品委が議論すれば、容認の結論が出るのは自然の流れだ。
 輸入が再開されたとしても、BSE問題が全面解決するわけではない。国内の検査対象は21か月齢以上だが、国際的には30か月齢以上が大半だ。それでも安全上の問題は起きていない。
 日本の基準は、国際標準から突出している。米国に限らず、どの国から見ても異様に映るだろう。こうした問題の是正には、政治が責任を持って対応しなければならない。
(引用終了)

 異様に映るんじゃなくて,低コストでこのようなことが完全に実施できる日本の技術力にはかなわないからひがんでいて足を引っ張ろうとしているだけだ。読売よ。国際標準から突出した軍事力をもつアメリカを異様だと論じて,政治が責任を持って批判してみろよ。軍事力を減らしても安全上の問題はおきないぞ。むしろリスクは低減するんだから。なぜ日本の良いところを潰して悪い方にあわせるべきだなんていう暴論を吐ける?
 もっと言おう。おまえら吉野家からナンボもろたんや?

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