2005年11月03日

小泉さんだけ一生懸命シッポ振ってたんだろうね その小泉さんに精一杯シッポ振ってる「自称」勝ち組のあなた達へ

 昨日,新PowerBookG4が届きました。夕方に届いたのでそこからずっと移行作業をして,ようやく普段通り使えるまでなりました。画面が大きくなったのはすばらしいことなんですが,キーボードをUSキーボードにしたせいでちょっとまだ慣れません。ま,そのうち慣れてくるでしょうけど。

 そんなわけで昨日は更新お休みしていましたが,今日もちょこっと紹介して終わります。もう1教科レポート出そうと思っていますので。

(Nov/02/05 天木直人の「メディアを創る」より,引用者による要点箇条書きにて引用開始 ※原文はリンクへ)
【今頃になって「イラク戦争に反対」だと】
  • 無理に憲法案を作らせてもイラクが安定する兆しなどまったく見えてこない。アフガニスタンがそうであるように。それを誰もがわかっているからもう誰もイラクの現状を報じなくなった。
  • イタリアのベルルスコーニ首相が10月31日のテレビインタビューで、「・・・武力介入を避けたほうが良かった・・・イラク戦争前に武力行使に反対したがブッシュ大統領は聞き入れなかった・・・」などと暴露した。
  • 何をいまさらの感がするが、誤りを認めないよりもましだ。
  • 英国のブレア首相が必死になってブッシュ大統領に武力行使を思いとどまらせようとしたが聞いてもらえなかったことは、ダウニング街レポートなどの内部資料の暴露によって既に世界中に知れ渡っている。
  • そこでわが小泉首相である。彼は世界の誰よりも強くブッシュ大統領を支持した。「ブッシュ大統領は正しい、ブッシュ大統領を信じている、彼は善意の人だ」と国会答弁で日本国民に、そして世界に叫び続けた。
  • 小泉首相は説明責任を果たすべきだ。もし反対したのに受け入れられなかったらそれを今からでも明らかにすべきだ。もし本気でブッシュ大統領を支持したのであれば、あの戦争の正当性を国民の前で、そして世界の国民に向かって、堂々と明すべきだ。
(引用終了)

 ベルルスコーニ首相の発言は知りませんでした。こんなこと言ってたんだ。ま,小泉首相はシッポを精一杯振るのがやっとでブッシュに攻撃を思いとどまらせようなんて考えはなかったでしょう。天木氏はこのあと,この点を野党は追及すべきだと書いているのですが,野党が追及してもテレビがのってこないでしょうね。小泉首相を怒らせるようなことをテレビ局がわざわざやるとは思えませんから。

 そういえば森田実さんのサイトでこういう名言が引用されていました。
「凡そ人の上に立って下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし」(徳川家康)
国内では小泉首相に,国際的にはブッシュに聞かせてやりたい言葉ですね。

 政治ニューズついでにこれも。

(Oct/28/05 NIKKEI NETより引用開始)
【政府が「ネットテレビ」・首相の活動など動画で配信】
 細田博之官房長官は28日の記者会見で、小泉純一郎首相や閣僚の活動情報などをインターネット上で動画配信する「政府インターネットテレビ」を11月10日に開設すると発表した。首相官邸のホームページや小泉内閣メールマガジンと並ぶ小泉内閣の情報発信手段と位置づけ「身近な小泉内閣を実感してもらえると期待している」と狙いを説明した。
(引用終了)

 肩書きは改造前です。これのねらいは間違いなく,より一層の愚民化政策です。昨日だったかお昼の番組で世耕参議院議員を中心とした自民党の広報宣伝戦略について特集が組まれていましたが,しょせんはテレビで流せる程度という感じのバカバカしいヨイショ構成でした。でも先の選挙で頭をやられてしまった多くの有権者達には新鮮に映ったんでしょうね。次の「ネットテレビ」にしても小泉マンセー一色になるのは明らかで(そりゃそうでしょう。自民党の内部で作るんだからかっこいいところしか撮らないでしょう)ますます支持率が上昇していくことは間違いない。これから年間40万円以上の大増税がくるというのに,よろこんで「改革」を支持しているんだからねえ。

(Oct/24/05 夕刊フジより引用開始)
【大増税本格化…消費税率10−15%提言へ】
 小泉自民党が「増税路線」の牙をむき出しにしつつある。党の財政改革研究会が今週まとめる財政再建に関する中間報告で、消費税率を10−15%まで引き上げるケースを示すというのだ。先の総選挙では「サラリーマン増税はしない」と公約していた同党だが、23日の参院神奈川補選が自民党候補圧勝で終わり、本性が現れてきたようだ。
(略)
 仮に、消費税15%となった場合、家計負担はどうなるのか。
 あくまで概算だが、消費税は1%あたり年間約2兆5000億円の税収が入ってくるとされる。現在、消費税5%で税収は約12兆5000億円、1人あたり約9万8000円、モデル世帯である4人家族では約39万2000円の負担を強いられている。
 これが税率3倍の15%となれば、単純計算で1人あたり約29万4000円、4人家族で約117万6000円の負担となり、何と現在より年間約78万4000円もの大増税となるわけだ。
 これだけでも一般庶民は大ショックだが、さらに総選挙前に「サラリーマン増税」を打ち出して大ひんしゅくを買った小泉首相の諮問機関・政府税制調査会が24日までに、所得税と個人住民税を最大で年29万円軽減する定率減税について平成19年廃止を提言する見通しとなった。
 来月下旬にまとめる18年度税制改正答申に盛り込む方向といい、この答申にはサラリーマンが晩酌で楽しみにしていた税率の低い「第3のビール」の増税なども盛り込まれる可能性が高く、まさに「サラリーマンいじめ」といえそう。
(略)選挙という国民の審判が終わった途端、増税路線を露にするなど、少し国民をバカにしてはいないか?
(引用終了)

 だから言うのが遅いんだってば。こうなることぐらい選挙前に予想しておけよ。郵政民営化に絞った選挙に見せかけて国民に白紙委任状を出させた結果になっているんだし。小泉マンセー,自民党万歳の人たちは喜んで税金を投げ出すんだろうけど(笑)僕はそんなに甘くないぞ。あらゆる節税策で防御してやる(ちなみに現在は住宅ローン減税のおかげで所得税はゼロ)。

 最後に話はずいぶん変わるけど良い情報(というか知識)をあげよう。為替でもうけようとしているのなら,FXもいいけど,税金面で考えたら断然,外債か外貨建MMFですね。外債は償還前に売却すれば売却益は非課税(国内債券も同じですけど為替差益も含む分かなりお得)。MMFも同じく為替差益は非課税。配当には20%課税されちゃうけど大幅な円安を予想しているのなら外貨建てMMFもありですよ。ドル建MMFで利回りは4%近くになっていますし。でも銀行で買うと手数料高いから証券会社で買いましょうね。
※FXはレバレッジが効く分,これらの商品と比べれないぐらいの利益が出せますが,税金面では弱くて総合課税です。累進課税になりますから給料が多いひとほどたくさん税金とられます。

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