2005年08月17日

アメリカで次々とBSE対策不備が明らかに!明日の二流紙読売の社説に注目!

 さて連日郵政関連のエントリが続いてちょっぴり気が滅入っていたので,今日は話題を変えよう。といってもBSEがらみのマスゴミ批判だぞ。読売新聞,覚悟しておけ。

(Aug/16/05 YOMIURI ONLINEより引用開始)
【米BSE対策、特定危険部位の除去で大量の手続き違反】
 米農務省食品安全検査局は15日、BSE(牛海綿状脳症)感染予防策の柱として牛肉加工業者に義務づけている脳や脊髄(せきずい)などの特定危険部位(SRM)の除去について、2004年1月から05年5月までの約1年半で合計1036件もの手続き違反が見つかったと発表した。
 米政府は、SRMの除去によって全頭検査をしなくても牛肉の安全性が確保されると強調してきただけに、米国産牛肉の輸入再開を巡る日米交渉に影響を与える可能性もある。
(引用終了)

 わざわざ読売新聞から引用してやりました。彼らはこれまでアメリカの片棒を担いで日本国民の健康を脅かそうと画策してきたわけですが,どんどんボロが出てきましたね。アメリカで2頭目のBSE牛発見の直後に恐るべき社説を掲げましたし(→参考)明日の朝刊でも厚顔無恥な社説を繰り広げるのでしょうか。本当にどうしようもない新聞ですね。ちなみにこの読売新聞という二流紙はその以前にもこんな社説を書いています。

(May/27/05 読売新聞社説より引用開始)
【[米国産牛肉]「輸入再開の条件は整っている」】
 米国の対応策は、日本が牛肉の輸入再開を認めるのに必要な条件をほぼ満たしている。食品安全委員会は迅速に結論を出すべきだ。
 農林水産省と厚生労働省が、米国産牛肉の安全性について、食品委に諮問した。米国産牛肉の輸入再開には、日本産と同程度に安全である、と食品委が判断することが必要だ。実際の審査を担当する食品委の専門家グループが、近く検討に入る。(略)
 食品委は今月初め、日本が続けてきた全頭検査を見直し、20か月齢以下の牛の検査を免除しても問題はない、と結論付けた。検査で確認された最も若い感染牛が、21か月齢だったためだ。
 この結論を出すまで、半年以上の時間がかかった。当初は2、3か月で終了すると見られていた。だが、専門家グループが3週間に1回程度しか会議を開かなかったうえ、一部の委員が過剰に資料提出を求めたことなどで、手間取った。
 いたずらに時間を費やす事態を繰り返してはなるまい。専門家グループは、場合によっては集中審議を開くなど精力的に議論し、早期決着を目指すべきだ。
 日本の検査システムの変更で、輸入再開のハードルは大きく下がる。
 検査なしでも構わないとする20か月齢以下の牛を確認する手法については、肉質による判定で十分可能、との認識で日米当局が一致している。
 米国は、日本に輸出する牛肉から、脳や脊髄(せきずい)などの特定危険部位を日本同様、すべて除去することを約束した。
 専門家グループの検討課題は、政府間協議などで事実上、決着済みだ。(略)
(引用終了)

 当時の会合でも散々,アメリカの検査とか危険部位の除去作業が杜撰だということが指摘されていたでしょうが。そういう声を無視して「輸入再開の時期は整っている」ってろくすっぽ調べもせずに安易な結論を急がせた,あなた達のねらいは何だったの?吉野家からカネいっぱいもらってたの?
 これまでも内部告発なり確かな証拠なりはあったけど,圧力がかかったり報道を自主規制したりで事実を隠ぺいしていたんでしょう?いよいよ隠ぺいも厳しくなって今日アメリカ側が白旗を揚げたので,カウンターパートの読売新聞はえらいこっちゃえらいこっちゃって騒いでいる・・・そんなところでしょう。明日の朝刊できっちり説明せえよ。

 それから,こういう事実情報の漏えいを見越してニューヨークタイムズ紙が社説で自国アメリカのBSE対策を批判している,なんていう記事を紹介したのは「しんぶん赤旗」だけでした。読売は自分に都合の悪い部分はすっとぼけるようですね。小泉わっしょいの海外紙社説は嬉々として載せるくせにね。

(Aug/15/05 しんぶん赤旗より引用開始)
【米国の牛肉検査は穴だらけ 安全確保へ独立機関つくれ 米紙がBSE対策批判】
 米紙ニューヨーク・タイムズは十三日付の社説で、牛海綿状脳症(BSE)問題について、米農務省が消費者の安全よりも食肉産業の利益を守る側に立っていると批判し、「農務省から独立して食品の安全を確保する機関をつくるべきだ」と主張しました。
 米国では七月末にBSEの疑いのある牛が見つかり、「陰性」と判定されました。「しかし米国産牛肉に安心する理由はない」と社説は指摘。その理由として、米農務省が「米国産牛肉が完全に安全だと確実にいえるだけの検査の実施を求めていない」ことを指摘しています。
 BSEの原因は草食動物である牛に肉骨粉を与えることにあり、米食品医薬品局(FDA)もそれは禁じています。ところが「FDAの査察体制は不十分で抜け穴だらけ」、しかも牛の血液を与えることは認められているほか、牛の肉や骨を原料としたニワトリ用飼料を牛に与えることも行われています。
 社説は、農務省が危険部位除去のルールを強化しても、英国や日本と違って個体識別制度を義務付けていないため、三十カ月を超えた牛の危険部位が食肉に混入する可能性を指摘。米国では食肉処理される牛の1%未満しかBSE検査されておらず、全頭検査を実施しようとした大手食肉会社に対して農務省が「他の会社への圧力になる」として拒否したと述べています。
 社説は、米政府が「安全性を確保することで他国の信用を得るのではなく、政治的影響力に頼っている」として、ブッシュ大統領が日本に米国産牛肉の輸入再開の圧力をかけていることをあげています。
(引用終了)

 いいかい?アメリカという国でBSEが発生した。すぐさま「大丈夫だよ。そんな年寄り牛のことなんて無視して,若い牛についての輸入対策はお互い合意できてるんだから早く輸入再開しなさいよ。」と言ったのが日本の”一流紙”と一般には呼ばれている読売新聞。その後様々な事実を検証して「ハア?政治力で問題を隠してきただけだろ?アメリカの牛肉に安心する理由なんてねえよ」と答えたのが,アメリカの新聞。笑えないね。よその国の何を恐れているんだか,読売新聞という会社はそこまでしてアメリカに尻尾振りたいわけ?それが”保守”派の新聞なの?

 しかししかし,アメリカってもっとしたたかですよ。今日の夕刊ではこんな記事が。

(Aug/17/05 NIKKEI NETより引用開始)
【米農務省、日本産牛肉の輸入再開へ手続き】
 米農務省は16日、BSE(牛海綿状脳症)を理由に日本産の骨なし牛肉を輸入禁止している問題で「日本側の安全対策を評価し、これ以上禁輸を続ける必要はないと判断した」とする声明を発表し、輸入再開に向けた手続きを開始した。
 輸入再開についての意見公募(パブリックコメント)を9月中旬まで受け付ける。了承が得られたと判断すれば、輸入を正式に再開する。再開の時期は未定だ。
 声明によると、米政府は2001年9月に日本でBSEの感染牛が見つかったのを受け、牛を含むすべての反芻(はんすう)動物とその加工製品の輸入を禁止。再開の条件として、BSE感染のリスクが高い脳や脊髄(せきずい)など特定危険部位(SRM)の除去などの対策を日本側に求めていた。
 日米両政府は昨秋、相互に禁止している牛肉の輸入を同時に解禁することで基本合意していた。しかし日本政府による米BSE対策の評価作業が手間取っており、輸入再開は実現していない。
(引用終了)

 彼らはすでに次の一手を打ってきています。郵政民営化解散していて議会が空白化している国ではどうにもならんね。合掌。

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