2005年08月05日

竹中大臣は「年次改革要望書」を知らなかったんだって。・・・これって笑うところ?

 昨日エントリをアップした後に得た情報の中に,見逃せないものがありました。例によって郵政関連ですが,終盤になるにつれて小泉竹中両氏の発言がどんどんいい加減になってきているようです。もとは森田実氏のコラム『森田実の時代を斬る』です。そのまま引用すると長いのでここでは箇条書きでポイントを整理します。

  • 8/2に民主党の櫻井議員が『年次改革要望書』について質問し,『民営化というのは米国の意向を受けた改正なのか分からなくなってくる』と発言した。

  • これに対して竹中郵政担当大臣は『見たこともありません』と答えた。小泉首相は『それは櫻井さんね、思い過ごし』と答えた。

  • 「米政府の日本政府に対する年次改革要望書」は、90年代後半期から今日までの日本の“構造改革”の指針書として扱われている超重要文書である。米国政府の「年次改革要望書」に記されたことのほとんどを、日本政府は実現している。

  • 日本政府は「年次改革要望書」をひた隠しに隠してきたが、情報公開の国である米国の政府は公表している。米国大使館のホームページで見ることができる。

  • 8月3日付け朝刊各紙(朝日、毎日、読売、産経、日経、東京6紙)の政治欄を見ると、櫻井議員の質問を報道したのは産経1紙だけである。ただし「年次改革要望書」という言葉は省略されている。

  • 「背後に大きな力が働いていて、『年次改革要望書』はタブーにされている。少しでも報道するところがあれば、巨大な圧力がかかる。」という声はマスコミ内部から何度も漏れてきている。

  • 竹中大臣が、「(年次改革要望書を)見たこともありません」と言ったことは、どう考えてもおかしなことである。これほど重要な文書を見ていなかったというのは、考えられないことだ。とうてい納得できることではない。

  •  大マスコミが隠したって国会中継の放送を止められるわけでなく,議事録も残るわけでして,こういう重要な情報が隠されるという不自然な事実だけが浮かび上がってきます。日頃は産経批判が多い僕ですが今日はちょこっと褒めてあげます。でも中途半端だなあ。他の新聞に比べればはるかにマシなわけですが,肝心の部分が伝わらないということでは何のためにこの報道をしているのかさっぱりわかりません。

     秀逸なネット情報『株式日記と経済展望』ではこの関係のやりとりを他のサイトからの引用でも紹介してありますので,興味のある方はリンクへ飛んでください。この竹中大臣の発言は国会の場で大きな嘘をついているということになりますから,本来では大きな問題に発展するはずです。しかしアメリカからの報復が怖いから竹中批判を正面からする政治家はいないでしょう。民営化法案が否決されたら竹中大臣もアメリカのジャパンハンドラーズ達からお叱りをうけることになりますから,一気にスキャンダルが吹き出て,この嘘の答弁もマスコミに出てくるかもしれません。竹中大臣の盲目的なアメリカ至上主義のせいで多くの国民の恨みが溜まりに溜まっていますから,そうなったら彼も(望みどおり?)日本を離れなければいけなくなるかもしれません。民主党が最後の最後に急所を突くような一撃をみまった・・・っていうと大げさですが,結果として大きなアドバンテージを得たことも言えます。

     さて「年次改革要望書」については,朝日新聞の系列で触れられているのを最低でも2度は確認しています。でも『月刊現代』の記事などに起因して政府に締め出しをくらうという大恥をかかされた朝日新聞(例のNHKとの捏造だ圧力だの話ね)が今回なぜ記事にしないのかは理解できません。違う圧力がかかったのでしょうか。その朝日ですが,5月末の朝日新聞に『拒否できない日本』の著者である関岡英之氏自身が投稿されたコラムで紹介され,次にTV『たけしのTVタックル』で簡単に要望書の名前と簡単な内容が"面白おかしく"紹介されていました。僕が朝日に期待しているのはこれだけなので是非ともがんばって欲しいんだけど。

     話を戻します。とにかくアメリカ大使館がHPに載せているような重要文書を竹中大臣は見たことがないらしい。本気なら,アメリカ様から頂戴している文書を本気で知らなかったなんて・・・よくそんなので大臣が勤まりますねえって話で不信任決議,嘘なら虚偽答弁で不信任決議。どっちにしろ筋としては不信任決議が相当です。民主党はでも敢えてこれをせずに郵政法案を廃案にすることで同様の効果を狙いつつ解散総選挙で"大かっぱぎ"を考えているのでしょう。あくまで邪推ですが。

     小泉首相のスキャンダル(→愛人殺人疑惑,→婦女暴行逮捕歴疑惑)もちらほらと出てき始めていますし,いよいよ政局待ったなしのようです。ただしこれらのスキャンダルについては木村愛二のサイトなどでも以前から話題になっていましたので真新しさはありませんし,真偽のほどは未だにわかりませんよ。こういう話があるっていう紹介だけにしておきます。いままでマスコミに圧力をかけまくって表ざたにならなかった数々の事件が,小泉惨敗のあかつきにはパンドラの箱が一気に開かれる・・・なんてことになるかもしれません。僕個人としてはそういう展開を望んでいたりして。名前だけの「構造改革」の名の下に人生を転がり落ちていった多くの方々の恨みはそう簡単には消えませんよ。お盆だし。いっぱい霊が帰ってきて小泉一派を苦しめることになるかもね。なんてね。

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