2005年04月29日

OSX10.4 Tiger発売! でも手元にはなし!

 今日はMacOSX 10.4 "Tiger"の発売日でした。とはいっても当日買いに行ける時間もなく,アカデミーパック購入予定なので予約しているわけでもないので僕の手元にはありません。連休が終わったら時間ができるので買いに行きたいなあと思うのですが,その頃になったら主要ソフトの対応状況などがあちこちで報告されるのでしょうから,石橋叩き派の僕としてはちょうど良かったのかもと思ったりもします。

 実際僕は今のバージョン10.3 "Panther"で全く困っていることはないのですが,新機能のプレビューとかを見せられると新しいもの好きの心がくすぐられて落ち着いていられなくなっています。Appleという会社はユーザーの心をうまくコントロールしているなあと感心しますね。だからこそAppleの情報統制は異常なまでに厳しいという事実も納得できます。新OSの発売日については経営陣と一部の従業員にしか知らされなかったようですし,新製品が出るときはいつも突然のサプライズがあって,新鮮な反面,わずか1日で新製品が旧製品に激変するなんていう悲しい事態が起こることだってあるわけです。発売前に情報を漏えいしたプログラマーを提訴までして,さらに裁判所もApple支持に回るなどの事件もありました。ここまでものすごい情報統制だと,余計にAppleの知名度と新OSに対する好奇心を発掘できるという意味でマーケッティング的な出来レースじゃないのかという印象までもってしまいます(全くの憶測ですし悪意はありません)。

 いずれにせよ,消費者心理を読み切ったら売れるかどうかはあとは宣伝効果がモノをいいます。以下の記事を見る限りはまずまずの反応だったのでしょう。Macマニアだけが群を成したという印象もあるのですが,直営店の状況としては仕方ないでしょう。

(Apr/29/05 NIKKEI NETより引用開始)
【アップル、新OS「タイガー」発売・直営店に1000人の列】
 米アップルコンピュータの最新版基本ソフト(OS)「マックOSX(テン)“タイガー”」が29日、海外に先駆けて発売された。東京・銀座の直営店には約1000人が午後6時の開店までに列をなした。検索機能など200以上の新機能を備えたOSをテコに、パソコン事業を携帯音楽プレーヤー「iPod」に並ぶ柱に育てる考えだ。
 タイガーは画像ファイル、メール、文書ファイルなどあらゆるパソコン内部のデータを瞬時に検索する機能などを持つ。同社製パソコンに搭載して利用する。今月中、購入者にはアップル社員と1対1の「タイガー」講習を受け付ける。
 当初500人程度だった直営店前の行列は、通行人も加わり開店時には1000人に膨れ上がった。「在庫は十分にあり、『iPod mini』発売時のような品切れは起こらない」という。
(引用終了)

 記事中気になる部分はあります。「パソコン事業をiPodに並ぶ柱に育てる考え」って・・・。ああそうだよ。Appleの利益は目覚ましい伸びを記録したけど,実際はiPod以外は伸びてないよ。でも,Appleにとってパソコン事業はずっと「柱」だったよ・・・。

 これからはWindowsがどれだけこのTigerの機能を真似してくるかに関心が移ります。後発OSなんだからしっかり研究してくれよ。ま,僕は寺の事務で仕方なく使っているWindows機のOSは未だにWindows2000ですし,Longhornなんて使う予定ないですけどね。ウィルスバスターなんて入れていないから,先日の事件の被害なんてないし。そういえば,日ごろ巡回しているサイトの管理者の多くが被害に遭っていたなあ。まめにバックアップとっている人は助かっていますが,そうでない人もかなりいるようで,ウィルス対策ソフトを入れていたがために被害に遭うってのはWindowsっぽくていいね。なんちゃって。不謹慎でした。すまん。

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