2005年07月31日

小泉は「良識の府」をもぶっ潰す!

 週末は久しぶりに上京しておりましたので更新ストップしていました。ごめんなさい。久しぶりに旧友(前の会社の同期達)と飲みまくって気分の良い週末でした。関西に帰ってきて,近所のお寺の若ボウズ達と会食。ここでもけっこう飲んだので実は今日は更新する意欲がわかないのですが,簡単に面白そうな記事だけピックアップしておきます。

(Jul/28/05 CNET Japanより引用開始)
【銀行ATMの新紙幣対応終了で40億円の赤字--沖電気の2006年3月期第1四半期決算】
 沖電気工業は7月28日、2006年3月期第1四半期(2005年4〜6月)の決算を報告した。銀行のATM(現金自動支払機)投資の停滞など情報通信分野の要因が影響し、当期の売上高は前年同期比57億円減の1363億円、営業利益は同18億円減のマイナス39億円、純利益は同14億円減のマイナス40億円となった。
 今回の決算に影響を及ぼした最大の要因は、企業情報システムや通信事業者向け機器などの情報通信分野である。特に、金融分野の売上高はATM投資の停滞を受けて前年同期比61億円の219億円に止まった。結果、情報通信分野だけで営業利益は前年同期比1億円減のマイナス17億円となった。半面、通信事業者による光化投資は前年同期比53億円増の228億円と好調が続く。(略)
(引用終了)

 結局,新紙幣ってただの偽札対策だけだったのか?特定の企業に莫大な損失を押し付けて政府からもキックバックがないわけか。この記事からはATMについてしか報じられていませんが(沖電気だから当然ですが)本当は街のあちこちで設置されている自販機とか券売機の類いはほとんどが新紙幣対応を迫られたはずです。投資しなければ客からはクレームがつくので,中小企業はしたくもない投資をさせられて本当に大変だったのでしょう。故小渕元首相の2,000円札だとか,新紙幣発行についてのフォローは一度きっちりやった方がいいと思いますよ。でも官僚達は成功したとしか報告書出さないだろうけどね。

 ま,新紙幣なんて,損失を吸収できるぐらい景気の良いときにやるべき政策なんですよね。偽札が出回っているのは景気が悪いからであって,やっぱり順序がおかしいんです。景気を浮揚させて国民の隅々まで(実際は9割ぐらいで大成功でしょう)好景気を実感させない限り,大手企業の数字ばっかり追いかけている統計資料を見たって何も変わらない。竹中大臣は自分の失策を認めるわけにはいかないから,アメリカの旺盛な需要のおかげで好景気を保っている大手企業の成果をことさら強調して,あたかも日本国内が好景気であるような詭弁ばっかり叫んでいますが,ようやく国民も気付き始めたんじゃないかな。とんでもない食わせ物大臣だってこと。そしてこの食わせ物を選んだのが小泉首相。次のニューズのような低レベルの争いになってきていて,バカバカしくって政治の面白くなさもここに極まってきました。

(Jul/29/05 ZAKZAKより引用開始)
【小泉暴走、反対派をスキャンダル恫喝 切り崩しに金銭や女性問題を指摘】
 郵政民営化法案をめぐる参院攻防で、小泉純一郎首相(63)率いる自民党執行部の恫喝(どうかつ)手口が漏れ伝わってきた。参院のドン・青木幹雄参院議員会長(71)らはソフト路線を演出しているが、その陰で他の幹部や周辺議員らが反対・中間派議員らに対し、金銭や女性に関するスキャンダルをチラつかせ、法案への賛成を強要しているというのだ。
 「どこが良識の府なのか!」。反対派の参院議員はこう吐き捨てる。
 来月5日の参院本会議採決が見込まれる民営化法案。党執行部では「確信的反対派は10数人。欠席・棄権も入れると否決の可能性はある」と見ており、最後の切り崩しに全力を挙げている。
 青木氏ら幹部は、所属議員を毎晩食事に誘ったり、会合に出席してお酌をしながら「党を崩壊させていいのか」「一致結束していこう」とソフトに呼びかけているが、周辺議員の隠密工作は度を超えている。
 夕刊フジでは、大臣ポストや現ナマといった「アメ」については既報したが、今度はスキャンダルをチラつかせる「ムチ」についても衝撃情報を入手した。前出の反対派議員はいう。
 「個人名は言えないが、金銭問題や女性問題について指摘された議員がいる。また、政界に幅広い人脈を誇った道路公団副総裁の逮捕も気になる。考え過ぎかもしれないが、『小泉内閣が政治危機に直面すると必ず逮捕者が出る。見せしめではないか?』という人もいる」
 そもそも、法案の中身を論じるのではなく、党執行部が「造反したら非主流見派と見なされるぞ」「参院で法案否決なら衆院解散となり、自民党は下野する」などと語ること自体、良識の府の権威は地に落ちている。
 さすがに首相も焦ってきたのか、自ら若手議員を官邸に呼んで異例の説得工作を行っているとの報道もある。
 こうした中、熱くなった党執行部の頭を冷やす冷静な発言をしたのが、「首相の後見人」とされる森喜朗前首相(68)。28日の森派総会で「解散に踏み切っても、郵政民営化法案は成立しない」と語ったのだ。
 つまり、首相は解散恫喝で反対派を牽制(けんせい)しているが、実際の解散総選挙となれば自民党は下野する可能性が高く、首相の悲願である法案成立など不可能というわけだ。
 法案に自信があるなら、卑劣な恫喝などやめて国民の前で堂々と議論すればいいはずなのだが…。
(引用終了)

 政府べったりの産経新聞系のオンライン紙にしてこの指摘です。「堂々と議論できない法案」とはつまり「日本にとってプラスになろうはずがない法案」ってことだと思うんですが・・・。  

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2005年07月28日

日本財政楽観論者は政府がアメリカ国債を売れるものだと思っている。もっと現実を見ようよ。

 友人がMacを購入したそうなので,今日のエントリは決まりかなと思っていたのですが,興味深いニューズがたくさんあったので,今日はこっちを優先します。明日書くから許してね,深井くん。

(Jul/26/05 Bloombergより引用開始)
【日本の米国債投資が中国による減少分を相殺へ?米リーマンが予想】
 米証券リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは、中国が先週の人民元切り上げに伴い米国債投資を減らした場合でも、日本からの投資がその減少分を補うとの見方を示した。
 中国が米国債の保有を減らすことで、米国債に対する需要が低下し米国債利回りが上昇するとの懸念は、日本の公的・民間部門で米国債投資が増えていることから、後退する公算があるという。
 リーマンの金利担当主任アナリスト(ニューヨーク在勤)、アミタブ・アロラ氏は25日のインタビューで、「日本はすでに多くの米ドル建て債を保有している。もし中国が円建て資産に投資しドル建て資産を減らしたとしても、日本の投資家がそれを相殺する取引を行う可能性が大きい」と述べた。
 アロラ氏は日本の公的・民間投資家が保有している外国通貨建て資産はお よそ4兆3000億ドル(約481兆円)に達しており、その過半数が米ドル建てだと指摘した。
(引用終了)

 ブルームバーグの書き方がそうなのか,英語を無理やり訳したからなのかわかりませんが読みづらい記事です。しかし内容はすごいことを言っています。日本のマスコミは怖くて書けないようですが,リーマンははっきりと日本が保有している481兆円の米ドル建て資産について言及しています。この事実をどのように受けとめるかによって,じゃあ日本はどうすべきなのかという判断が分かれます。

 まず日本財政強気派の意見。日本は1,000兆円の国債・地方債があるから破綻財政だと言われるがとんでもない。対外資産は記事のとおりドル建てで4兆3000億ドルもあり,その他世界各国に債権を有している。財政が破綻しているのなら今のような異常な低金利が起こる現象は説明がつかない。マーケットを見れば日本が破綻しているという主張はおかしい。

 次に弱気派の意見。ドル建て資産のほとんどが米国債だ。民間はともかく政府が保有する米国債を日本の政治家が売れるはずがない。橋本龍太郎は売却したいと口をすべらせただけで失脚したぐらいの困難がつきまとうのだ。またドルが安くならないように日銀が為替政策で米国債をどんどん買ってきた経緯を見ればこの悪しき循環は断ち切れていないどころか,状況はますます悪くなっていると言える。米国債は売れない資産,つまり不良債権である。1,000兆円も借金があるのに481兆円も不良資産があるのだから,日本は近々財政破綻する。

 僕は悲観論者ではないと自分では思っているのですが,冷静に考えたら後者(弱気派)の意見の方が現実的だという思いを持っています。アメリカを敵に回して生きていけるとは思っていませんから。というわけで,東京に大きな地震がきたりテロが起こったりすれば,ただちに日本売りの動きがマーケットで見られるのではないかと考えています。金利がゴーンと上がるんだろうなあ。ま,今となってはそうならないことを祈るぐらいしかできませんがね。

 ちなみに前回地震があったときこんなことがあったそうです。

(Jul/25/05 NIKKEI NETより引用開始)
【都市のもろさ、地震で露呈・エレベーター4万基停止】
 震度4や5でここまで混乱するなら、大地震が来たときは……。23日に首都圏で起きた地震は、都市機能のもろさを露呈した。停止したエレベーターは4万基を超え、すべて復旧するには25日までかかる見込み。平日なら多数が閉じ込められたに違いない。一部地震データの公表遅れ、7時間に及んだ鉄道の復旧など、今回の地震は首都の防災の欠点をあぶり出した。
 東京都内で約4万4000基のエレベーターを管理する三菱電機ビルテクノサービスでは、地震の影響で約1万2000基のエレベーターが停止し、このうち約10基で人が一時閉じ込められた。同社のエレベーターは震度4程度の揺れを感知すると自動停止するシステムになっているため、震度4だった千代田区や新宿区などでも停止が相次いだとみられる。停止すると自力では復旧しないため、停止信号を受けて係員を順次派遣し、脇のレールやドアの安全性を確認し再起動するなど復旧作業に当たった。
(引用終了)

 今日も地震があったようですね。明日明後日は大丈夫だろうか。  
Posted by p-5796189 at 23:21Comments(0)TrackBack(0)

2005年07月27日

『サマワのいちばん暑い日 〜イラクのど田舎でアホ!と叫ぶ〜』

edd0de3a.jpg宮嶋茂樹『サマワのいちばん暑い日 〜イラクのど田舎でアホ!と叫ぶ〜』祥伝社 お勧め度★★★★★
(内容紹介はじめ)
 自衛隊がイラクでどんな活動をしていて,どんな隊員がどのような気持ちで任務に当たっているか知ろうとしたことがあるか?現地での生活は過酷だ。何日も続く過酷な環境の中で,決してありがたいという気持ちを表さないアラブ人への奉仕を続けている自衛隊員のことを我々はもっと知って評価すべきだ。数週間にわたって自衛隊取材を敢行したフリーカメラマンの,新聞やテレビでは得られない情報をしっかりと共有しようではないか。
(内容紹介おわり)

 著者は「不肖・宮嶋」と自称するプロ中のプロのフリーカメラマン。僕が著者のことを知ったのは,去年,橋田信介氏がイラクで殺された時に最後に会った日本人としてテレビに出ていたのを見たのが始めでした。それ以降は買いはしなかったけど本屋で何冊か氏の写真集(戦場カメラマンですから内容は・・・です)をパラパラっと見て,戦争の悲惨さを目に焼き付けてきました。著者が主に写真を寄せている週刊文春にも良くイラクの写真が載りますが,ほとんどが著者の撮影のものだと思って間違いないでしょう。戦争をすればどういうことになるかがさっぱり想像もつかないという人は是非著者の写真集を立ち読みしてみてください。それでも戦争をしたいという人はどうぞ,最前線で銃持って行ってくるように。

 本書は,自衛隊のイラク派遣が決まってからの彼ら自衛隊の生活がどういうものなのか,現地イラク住民の本音は何かなど,事件があったときしか報道しない日本のダメマスコミに替わって,日々移り行く戦地の動きをつづったものとなっています。イラク問題の正面からつっこんでリポートを発するなど「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という姿勢はさすがはカメラマンと言うべきでしょう。見なければいけない(伝えなければいけない)ポイントを的確に描写しています。特に,イラクに派兵したにもかかわらず,たまにNHKで現地報告が特集されるという程度の扱いしか受けていない自衛隊隊員についてのリポートは他では読めません。

 国内では左翼陣営がうるさいので自衛隊称賛はなかなかできません。では自衛隊は悪者なのかというと,そんなはずがない。本書や週刊文春など一連の著者の自衛隊関連資料を読めば自衛隊隊員達の肉声が聞こえてきますから,そういうナマの情報から判断しなければいけない。人間くさい,それでいて従順な軍人達の姿がはっきりと見て取れるので著者が発する情報は資料としても重要な位置づけになると思われます。それでいて本書は読みやすい言葉(いわゆるアカデミックな論調ではない。日記風)で書かれているのでとっつきやすいでしょう。

 著者は長年の自衛隊ウォッチャーのようでして,かなり武器などに詳しい。特に86ページには,NATOで共通に使われる弾丸の大きさが7.62ミリから5.56ミリに変更された理由について詳細に説明がされています。殺傷能力をわざわざ落とす理由なんて僕にはわかりませんでしたが,説明を読んでなるほどと思いました。ネタばれしますが,要するにこういうことです。以下,引用します。

(p.86より引用開始)
敵一人を撃ち殺しても,敵戦力は一人減である。ところが,同じ撃ち所でも,弾頭が小さいと死なんケースが増える。負傷や。死体ならほっておけるが,生きとるうちはそうもいかん。負傷兵は担架に載せたり,肩を貸したりして後方に運ばねばならんのである。そのために,少なくとも二人の元気な敵兵が戦線から離脱することになる。ノロノロと衛生兵の所か野戦病院まで下がらんといかんのである。すると計三人の敵戦力を減却できる---。
(引用終了)

 戦争の「せ」の字も知らない僕ですから新鮮な驚きでした。なるほど映画『プライベート・ライアン』みたいなものか。えっ?ちがう?とにかく殺さない(=人道的)という楯を巧みに使った兵器なんですね。ま,それでも米軍などは最後は枯葉剤とか蒔いてしまうわけですがね。

 その他にも本書での見どころはたくさんあります。現地での外務官僚の態度や彼らとのやりとりが特に面白い。「私の命令で自衛隊に守らせる」みたいな勘違い野郎や,イギリスのセキュリティ会社に一日何千ドルという費用を払って護衛してもらっている状態へのコメントが痛快です。そういえば,この時点でイギリスのセキュリティ会社って有名だったんですね。殺された(とされる)斎藤さんが雇われていた会社ではなさそうですが,現地では官僚が雇っているぐらいだから問題点はとっくの昔に把握していたんでしょうに。ところで,斎藤さんの事件の続報が報道されないんだけど,いいんですかね。奥大使が殺されたときの国内の騒ぎ方と全く違う反応が出てきているので,官尊民卑ありありなんだなあと今さらながら思ってしまいますね。

 その他は,だんだんと危険が増してきて日本のマスコミ達がぞろぞろと帰国している中で一人ケロッと残ってリポートを続ける姿もつづられていて,なんというか頼りになるなあという感じがしました。所詮はフリーカメラマンだからだろと言われればそれまでですが,著者はいくつもの戦場をくぐり抜けてきたプロ中のプロですから,そんじょそこらのフリーとは違う。金をふんだんに使ったほうが良い情報がとれるというときはドーンと出していますし,アラブ人の特性を知り尽くして有利な交渉を展開するし,非合法(?)な方法で故障したパソコンの代替品を日本から送ってもらうし・・・。ま,読んでいて飽きませんね。

 もともと僕はイラク戦争への出兵は反対の立場でした。だって政府の(小泉首相の)説明は筋が通っていないかったから。朝日新聞の記事捏造にはやいやい言うくせに,アメリカ様の大量破壊兵器保有という事実捏造には何も言えずにブッシュに尻尾振っていただけじゃん。安倍さんも中川さんもしっかりしてくださいよ。言えないんだったら,日本は独立国ではない,アメリカの一属国に過ぎませんと宣言してください。日本政府がアメリカジャイアンに媚を売ってのび太をいじめるスネオみたいな卑怯なことをしているから,自衛隊はその被害を受けて,行きたくもないのに命令で仕方なくイラクに行かされているという印象しかもてません。実際は自衛隊は復興支援がしたくて行っている人がほとんどなのですが国民はほとんどそういう事実を知らないんです(戦争したくて行っているんじゃない!)。

 僕ならこうします。まず「日本はアメリカの属国であり,外交はもちろん経済についても年次改革要望書などに基づいた政策しかさせてもらっていません」と宣言します。だって事実だから。事実に基づかない朝日新聞などの歴史観は「自虐」ですが,事実に基づいているから自虐ではありません。これを日本の誇りがどうのこうのと言い出すから詭弁になります。実際はアメリカに逆らって暮らしていけないんだから,これは事実として宣言しないといけない。でないとスネオのまんま。

 それを前提に,自民党は今回もご主人様(アメリカ)の仰せに従いますという国会決議をすればいい。国民も納得します。決して「アメリカは国際協調の枠組みから外れて勝手ばっかりしている。けしからん」という論調がマジョリティになってしまってはいけない。これも事実ですが,日本みたいな非軍事国家は一瞬でジャイアンに潰されますから。「勝手ばっかりしているのは事実だけど,敵に回したら日本は損しかしないから従うしかない」と正直に言ってしまえばいい。共産党系以外の人間は誰も反論はないでしょう。

 ただし!ずっとこれでいいわけではない。僕は「面従腹背」という言葉が大好きです。準備して時期を待ちましょう。「いまに見ておれ」「臥薪嘗胆」いくらでも響きの良い言葉が出てきます。間違ってもアメリカに体だけじゃなくて心も奪われてしまわないように。それこそがポチではない「保守」だと僕は思います。

 最後はかなり脱線しましたが,イラクでの自衛隊の活動に興味をもっている方は読んでみて損はありません。まったく興味がない人には苦痛でしかないと思いますが,日本もテロ組織に名指しされている交戦国の一つなんですから興味はもっておいた方がいいと思いますよ。  
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2005年07月26日

車のナンバープレートの変更がネットでできるって知ってました?

 今日の話は興味がない人には全くつまらない話ですのでご了承ください。車のナンバー変更の申し込みがネットでできたという話。

 2年前,山形から引っ越してきたときに陸運に行って変更登録をやったときは,確かFAXで申し込んだような記憶があります。とても陸運に行ってるようなヒマがなくって電話したらFAXでできると教えてくれたのですが,何度も何度もFAXでのやりとりになって,ものすごく時間と手間がかかりました。今回もそうなるのかなあと憂鬱になってネットで検索したら,なんと!こんなステキなページがありました。

希望番号申込サービス

 そのまんまの名前やね。「全国自動車標板協議会」っていう団体がサイトを管理しているらしい。どんな団体かはよく知りませんが,希望のナンバーが欲しいというドライバーはやっぱり増えてきているようですね。若い人に多いだろうから,イコール,インターネットを使いこなせる世代ということで,窓口事務コストの削減が見込めるということでしょうか。とにかく,これのおかげで今日はずいぶん助かりました。

 こういうサービスは,特に一人暮らしのサラリーマンから絶大な歓迎を受けるでしょう。番号予約するためだけに陸運に行く時間なんてとれないし(土日休みやからね)FAXのやりとりも仕事中にはできませんから。ハードに働いて家に帰ってきてパソコンを開いて申し込みができるというのは非常にありがたいはずです。支払う手数料にしてもネット振込みができる環境があれば(セキュリティの諸問題についてはここでは無視します)真夜中に振込み受付することもできます。

 つまり使い方次第でとんでもなく便利になるということ。こういう時間の遣い方ができるっていうのは斎藤孝氏の言う「段取力」に通じます。逆にこういう「段取り」を知らなければ,2日間の休日をとって(番号とるのとプレート付けるのと)その休日の分の仕事を残業して銀行にも行って・・・ということをしないといけない。ちょっとしたことだけど,2タイプのサラリーマンを比べると差は歴然ですね。サラリーマンに限らず,便利なものはどんどん活用して(もちろんセキュリティなども天秤にかけたうえでですよ)最小限の努力で最大限の効果を探求してたいものです。  
Posted by p-5796189 at 21:44Comments(0)TrackBack(0)

車のナンバープレートの変更がネットでできるって知ってました?

 今日の話は興味がない人には全くつまらない話ですのでご了承ください。車のナンバー変更の申し込みがネットでできたという話。

 2年前,山形から引っ越してきたときに陸運に行って変更登録をやったときは,確かFAXで申し込んだような記憶があります。とても陸運に行ってるようなヒマがなくって電話したらFAXでできると教えてくれたのですが,何度も何度もFAXでのやりとりになって,ものすごく時間と手間がかかりました。今回もそうなるのかなあと憂鬱になってネットで検索したら,なんと!こんなステキなページがありました。

希望番号申込サービス

 そのまんまの名前やね。「全国自動車標板協議会」っていう団体がサイトを管理しているらしい。どんな団体かはよく知りませんが,希望のナンバーが欲しいというドライバーはやっぱり増えてきているようですね。若い人に多いだろうから,イコール,インターネットを使いこなせる世代ということで,窓口事務コストの削減が見込めるということでしょうか。とにかく,これのおかげで今日はずいぶん助かりました。

 こういうサービスは,特に一人暮らしのサラリーマンから絶大な歓迎を受けるでしょう。番号予約するためだけに陸運に行く時間なんてとれないし(土日休みやからね)FAXのやりとりも仕事中にはできませんから。ハードに働いて家に帰ってきてパソコンを開いて申し込みができるというのは非常にありがたいはずです。支払う手数料にしてもネット振込みができる環境があれば(セキュリティの諸問題についてはここでは無視します)真夜中に振込み受付することもできます。

 つまり使い方次第でとんでもなく便利になるということ。こういう時間の遣い方ができるっていうのは斎藤孝氏の言う「段取力」に通じます。逆にこういう「段取り」を知らなければ,2日間の休日をとって(番号とるのとプレート付けるのと)その休日の分の仕事を残業して銀行にも行って・・・ということをしないといけない。ちょっとしたことだけど,2タイプのサラリーマンを比べると差は歴然ですね。サラリーマンに限らず,便利なものはどんどん活用して(もちろんセキュリティなども天秤にかけたうえでですよ)最小限の努力で最大限の効果を探求してたいものです。  
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2005年07月25日

銀行のぼったくり体質は治らんねえ 外貨関連の手数料には要注意です!

 久しぶりに銀行に行ってきました。外貨の現生を證券会社に送金するのが目的でした。
 どうしてそんなことをしないといけなかったかというと(別に今してもしなくても良いのですが)円安が進んでいたので利益確定したかったからです。

 外貨証拠金取引(以下,FX)を始める前に,というかそんな取引の存在すら知らないときに,実は円安に備えて9,000ドルを買っていたのです。このときは手持ち1,000,000円で買おうとしたので107円27銭(仲値が105円の後半ぐらいでした)のレートで9,000ドルしか買えませんでした。10,000ドル欲しかったのですがお金がありませんでした。このときは,仕方ないやって感じで帰りました。

 そこで先週このお金をFX取引しているひまわり証券に送金して両替しよう!と思って銀行に行ったのですが,どうやら10,000ドル以上でないと,外貨預金に入金するだけで2円分も手数料をとられることが判明。ハア?ここで疑問が生じました。外貨もってきて外貨預金に入金するのに手数料とるの?わけわからん。しかも1ドルにつき2円って何?外貨買うときに2円ぐらいとったじゃん。入金するのにも2円とるの?銀行の手数料構造って詐欺っぽくない?

 ま,決まりなので仕方がない。この日は諦めて後日ドルを買い足しました。まだ元の切上げ前でしたからスポットレートが113円の前半で買いレートは115円01銭でした。もう1週間待っていたらもっと安く買えたわけですが,ま,これは結果論。これについては文句はありません。とにかく10,000ドルにできました。さっきの9,000ドルと今回の1,000ドルを加重平均して,108円044銭で10,000ドルのロングポジションということになります。

 さあ,では銀行で送金してもらおう!と思って職場(寺)近くの支店に行って事情を話すと,なんと!口座を持っている支店でないと入金できないって言われてしまいました!!!ここでさらなる疑問。ハア?いくら投資性の高い商品だとしても「預金」でしょ?なんで同じ銀行なのに支店が違ったら入金が出来ないの?外貨預金規定にはそんなこと書いていないぞ!

 でも穏健な僕のこと。ボウズ丸もうけではありますが,そんな下品な口論は店頭ではいたしません。すごすごと引き返して,ようやく今日,忙しいのにわざわざ家の近所の支店まで行ってリベンジを果たしてきました。それにしても比較的お金持ちの多い(と勝手に自分が思い込んでいる)地区にある支店なのですが,こういう処理は珍しいらしく結局全部の手続きが終わるまで1時間かかりました。しかも送金は午前中しかできないってことで明日になるらしい。

 ま,送金日はこだわらないにしても,元銀行員としても思い当たるところがあるのですが,新しい(珍しい)事務処理を完結させるにはものすごい時間がかかりますね。向こうにしてみれば,なんておかしな客だろうってことなんでしょうけど,仕方がない。外貨預金は銀行のぼったくりだっていうのは元職員だから知っていましたが,FX取引の存在を知らなかったんですから。

 そんなわけで,問題なければ明日の午前中には證券会社の口座に入金されていることでしょう。次は,その10,000ドルを円転します。なーんだ,最初から銀行ですりゃいいじゃん!って思った方は是非この機会にこのエントリを読み返して見てください。そもそも,銀行でできるなんてそんなことは誰でもわかります。でも,損か得かを考えたら全く割に合わないから,こういう面倒くさいことをやっているんです。

 なぜか。上述のように今年の2月時点でスポットレートが105円後半(正確には忘れました)のときに僕が買ったレートは107円27銭なわけですよ。いっぱい手数料抜かれたんです。先日買い足したレートも同じで,銀行から買うとかなり割高になりました。それで今のレートで銀行で売るとしたら,さらに2円の手数料がとられるんです。外貨を買うときは優遇がありますが売るときはないのが普通ですから,往復で1ドルあたり4円近くの手数料がとられるんですね。あほらし。スポットレートで105円台だったものを今の111円台で売っても2円分しか利益が出ないわけです。無税ですが。しかも113円のスポットで買い足しているので本当はもっと利益がけずられるんです。

 そこで,僕としてはノーリスクで銀行が儲かる(=客が損をこうむる)ということにはかなり抵抗がありますから,せめて外貨を売るときは素直に銀行で売るなんてことはしないでおこうと考えたのです。割安に済ませる方法を最初から知っていれば(つまりFX取引を知っていれば)ドルを現生で買うなんてことはしなかったんでしょうけど,途中でその方法を知ってしまったから,最終的にはいびつな取引を重ね合わせることになってしまいましたけどね。

 ま,そんなわけで早ければ明日,円転します。FXの仕組みで両替すれば(できる業者とできない業者があります)スポットに近いレートで売買できますから,かなり有利なのです。試算では外貨の送金手数料3,500円を支払ったうえで40,000円近くの利益が出ますかね。ま,レバレッジ1倍の投資ですからこんなもんですが,もっと早くFX取引を知っていれば・・・という機会損失は惜しいですね。授業料っていうことであきらめますが。

 実際に今回の様々な取引を銀行でやってみて勉強になりました。銀行で外貨関係の投資をすることの怖さもしりました。僕たちが無知なのをいいことに彼らは恐ろしいほど狡猾に手数料をバンバン抜いていきますからね。おっそろしい・・・。皆さんもお気をつけください。

 じゃ,最後にもっと恐ろしい情報を紹介して終わります。

(Jul/23/05 Nevada経済速報7月23日より引用開始)
【逃げ出した個人】
<売り越し額>
現金 2398億円
信用  536億円
総額 2935億円

7月第2週の売り越し額は3000億円近い膨大な金額に上っており、個人が今の株高を『これ幸い』と株を売って現金化している姿がここにあります。
これに反して、買っているのは、外人(3309億円)と証券会社の自己売買(1181億円)となっています。
個人が逃げて外人・証券会社が買っているのです。
まさに、官民上げて起こっています『株価買いましょうキャンペーン』を絶好の売り場として捕らえている個人が物凄く多いということなのです。
大型書籍店にいけば、会社四季報や株関連本が山のように積まれていますが、誰も買う人は居ません。
金(ゴールド)も同様です。
田中貴金属が発表しました金の販売内容は、6月の金地金の買取が2004年の平均の<2.6倍>となり、販売は反対に<60%減少>となったとしています。
ここでも個人が逃げているのです。
マスコミ報道とは全く違う姿がここにあります。
(引用終了)  
Posted by p-5796189 at 23:07Comments(0)TrackBack(0)

2005年07月23日

円高後のポジション公開!でも東京に地震が・・・

 為替の話の前にローバーのニューズを紹介します。

(Jul/23/05 NIKKEI NETより引用開始)
【南京汽車、英ローバーを買収】
 4月に経営破綻した英名門自動車メーカーのMGローバーの債権問題で、破産管財人の会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は22日、中国の南京汽車集団をローバーの資産売却先に選定したと発表した。南京汽車はローバーの英国工場を活用し、欧州など海外での事業拡大につなげる。
 南京汽車は来週にもローバーの再生計画を発表する見通し。買収額は未発表だが、5000万ポンド(約100億円)程度との見方が出ている。
 南京汽車は「躍進」ブランドのトラックを軸にした中堅メーカー。年産台数は20万台前後。伊フィアットと合弁で乗用車も手がけるが規模が小さく、中国市場で需要が伸びる小型車事業の強化を目指していた。買収資金の調達では地元政府が全面支援する見通し。南京汽車は英国中部のバーミンガム市にあるローバーのロングブリッジ工場で、小型スポーツ車などの生産を早期に再開すると表明していた。破綻前に働いていた社員の3分の1である2000人程度を再雇用することも検討している。
(引用終了)

 とりあえず引き取り手が決まったけど中国か・・・。日本人が修理頼んだら盗聴器とか仕込まれたりして(これって中傷にあたりますか,すみません)。何度も言いますが僕の愛車はランドローバーですから問題ナシ。

 さて「元切上げ」で我がポジションはどうなってしまったかについて報告しましょう。

【現在のポジション】
NZD/JPY 350,000 Long @75.962
GBP/JPY 120,000 Long @195.089

 うーん。NZDは高スワップでかつプラスを維持しているのですが,やっぱりGBPがイタイ。20日の英国金融政策会合での利下げ検討(結局は維持),元切上げによる円高,地下鉄テロというトリプルパンチ!現在が193円の半ばですから20万円以上の含み損。キャー。って全然大丈夫な範囲ですけどね。

 元なんてバブル通貨はインフレですぐに減価していくでしょうから(今はアメリカの圧力で仕方なくお化粧程度の切上げをした)アジア通貨が高くなっていくというトレンドは作れない・・・と見ています。一瞬ですが水準が切り下がったのでロングをつくっておいてナンピンしておくのも手かな。

 今日の日経に,元切上げは中国政府の米国債売却の引きがねになるので,アメリカは一方で警戒しているみたいな記事がありました。ま,アメリカはそんなことぐらい百も承知だから日本の郵政民営化を急がせているだけなんでしょうけどね。茶番ですね。

 それからかなり不謹慎な話題になってしまうのですが,日本でテロとか地震が起これば円売りに繋がるはずです。・・・本当は地震の話は書くつもりはなかったのですが,今日東京で地震あったんですね。こんなんで儲けてたら罰あたるなあ。大事になればきちんと寄付しますから許してね。

 来週の週末は,僕も上京する予定でして(靖国参拝&同期会)ちょっと不安ですが,耐震構造のしっかりしたビルでご飯食べて,地上を走る電車に乗ってしっかりしたホテルに泊まれば大丈夫でしょう。って甘いかな。  
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2005年07月22日

政治家を目指す友人がブログを始めました

 まず,政治家を目指す友人がブログを開設したようなのでトラックバックを送っておこう。リンクはこちら。政治の道は険しいと思いますが,いろんな書物を読んで,いろんな人たちと語り合って,ときには一人で考えを尽くしてがんばっていただきたいです。遠い関西からですが応援しています!

 今日は飲み会のため真面目な話はパス。山形で世話になった先輩がやってきて,これまた山形で一緒に仕事をした後輩(彼は今月大阪支店に転勤になった)と,またまた山形で臨時職員として一緒に働いていた女性と,2年前に電撃的な退職をして現在神戸に在住している坊主見習いの私が一同に会しました。これってものすごい確率です。

 山形の現状の話は彼らから聞かなくてもかの地にスパイを放っているので,ある程度は知っている話が多かったのですが,それにしても後輩の成長ぶりには驚きました。僕の後釜を十分に立派に務めてくれたようで大変うれしい限りです。彼とはこれからもちょくちょく飲みに行こう。

 明日は元切り下げで僕の外貨ポジションがどうなったかなどについて書こうかな。ま,明日にならないとわかりませんが,今日はこれぐらいでご勘弁を。  
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2005年07月21日

『恐ろしい日本の未来 〜私は税務署と闘う〜』

133ef511.jpg副島隆彦『恐ろしい日本の未来 〜私は税務署と闘う〜』ビジネス社 お勧め度★★★★
(内容紹介はじめ)
 著者に税務調査が入った。『預金封鎖』や『老人税』などで政府の増税方針を批判していた矢先のことだ。20年勤めあげれば税理士免許がもらえるという甘いエサにつられて,財務省キャリアにあごで使われる税務署職員達。条文に根拠のない権利を振りかざす役人達。彼らとの仁義なき闘いを通して著者が知り得た大きな「真実」とは?金のことになると急にトーンダウンする日本人のクセを見事についた税務行政に鋭いメスをつきたてる!
(内容紹介おわり)

 久しぶりの書評です。今日から仏大のスクーリングが始まり,一時的に電車通学になりましたので読書の機会が増えました。
 さて,先日の講演会の影響もありさっそく副島氏の最新著作を読んでみましたが,結論から言えば本書は一般サラリーマンには縁の薄い本と言えるでしょう。ただし世の中の歪みや理不尽が放っておけないという正義感の強い方は是非読んだ方がいいです。今まで正面切って税務署批判をした言論人はほとんどいませんでしたので,本書を読めば税務行政のあきれるぐらいのいい加減さを知ることができますので。

 僕も著者の「学問道場」会員ですから昨年秋からの税務署との格闘日記は興味深く読んでいました。著者の迫力に屈して税務署員も悲鳴をあげるんじゃないか,なんてことを期待していましたが,実際は著者側の主張は税務署には馬耳東風で第一ラウンドは敗北ということになったのです。他人のことと言ってしまえばそれまでですが,事件の概要と争点をまとめると次のようになります。

  • 5年前に副島隆彦氏はネット上に若い弟子達を鍛える場として「学問道場」を開設し,今日まで無料で情報を寄稿してきた。

  • サイトの運営に関しては弟子の一人(須藤氏)が代表となり,当然,副島隆彦氏とは別会計で管理されてきた。

  • 会員向け情報を発するためにネット上で会員を募り,年間2000万円程度の会費を集めているが,必要経費が月180万円程度であり収支はトントン。

  • ただしこれは軌道に乗ってきた最近の話であり,始まった当初は赤字が続いたので副島氏が補填していた。

  • 税務署はこの「学問道場」は副島氏の事業の一環であると見なして,2000万円の会費が全額副島氏個人の収入であると見なした。

  • 冗談ではない。副島氏は無料で情報を提供しているのであり(情報取得にかかるコストは個人もちである)1銭ももらったことはない。それどころか赤字の補填までして弟子達の育成に取り組んでいる。

  • 「会費」は非課税であると明文化されているのにもかかわらず,この処置である。政府にとって耳の痛い情報を発し続ける副島氏に対する嫌がらせ行為の疑いもある。

  • このサイトを管理する「副島隆彦を囲む会」は「法人格なき社団」であることの申請をしている。一部の収益事業(著作の販売など)に対する課税は当然であるとしても,非営利法人へ課税することなど言語道断である。

  • 調査に来た税務署職員もサイトを確認して営利を目的とした会ではないと言明している。

  • しかし4ヶ月も調査され続けた結果,抗議する暇すら与えられないまま2500万円の追徴課税が確定した。

  •  もちろんこれは概要の一部に過ぎないわけで,実際はもっといろんな事案が起こっています。詳しくは本書を確認していただくとして,とにかく税務署としては「うるさい副島を黙らせろ」ということで,これまで刃向かう者のいなかった税金取り立てといういやらしい手段を駆使して著者を追いつめようとしたわけです。税務署職員は法律のどこにも書かれていない権利をさももっているかのように濫用して「さっさと罪を認めて降参しろ」と言わんばかりの強圧的な態度をとったようです。ところがところが,相手が悪い。

     会員の税理士と連携したり税法の勉強をしたりして理論武装をした著者は,税務署職員の言動を全て論破していきます。そもそもキャリアにあごで使われている麻薬犬のような(本書の表現を引用)高卒職員では相手にならないわけですが,しかし!最終的には馬耳東風という感じで無理やり2500万円の追徴が決まってしまった。著者側はこの一方的なやられ方を不服として国税不服審判所に現在抗議書を提出して闘っているところらしい。

     僕は客観的にこの争いを見てきただけですが,素人目には著者の主張に突っ込めるところはありません。交渉時にはICレコーダで録音して原稿おこしまでして証拠を揃えている用意周到さもさることながら(当然これらは弁護士達との相談に使われている),法律の条文にはっきりと「会費」が非課税であることなどが書かれている以上は,著者に手落ちがあったとは思えません。ま,この僕の態度には多少のバイアスがかかっているとしても,税務署側のおかしな主張にはやっぱり賛同はできません。東京にいるキャリアの偉いさんが副島潰しを目論んで麻薬犬をけしかけたが撃退されそうになって権力で押さえ込んだという印象はぬぐえません。

     個人的には著者を応援したい。なぜなら今まで税の素人で正面切って税務署と闘った人なんて皆無に近かったからです。本書の最後の方で,高杉良『不撓不屈』新潮社というノンフィクション小説が紹介されているとおり,飯塚税理士という「闘う税理士」は少数だが存在したし今も弟子達がこの考えを受継いでいるらしいのですが,税のプロでさえこういう行動をとれる人間はごく少数であり,現在の税理士制度の歪みの前で常識のある行動がとりにくい税理士達が多いようです。

     その背景には税理士の6割は国税OBという衝撃的な事実があります。彼らは顧問先などを紹介してもらえるかわりに税務署の番犬・忠犬として顧問先をいじめ倒しています。国税OBというのは税務署に20年以上勤務すれば試験なしで税理士になれる,裏返せばあごで使われて一般国民から蔑まれるだけの税金とりを20年耐えて勤めあげればご褒美で税理士免許がもらえるので,嫌でもキャリアの手足になって気に入らん人間に噛みついていくというわけです。残りの4割はきちんと試験に合格して税理士になった人たちで,彼らは税務署とのパイプが細いので勝手な行動をとると様々な嫌がらせを受けて仕事が受注できなくなるという陰湿なシステムができあがっているようです。そういうことが本書で暴かれています。

     争点をこのエントリで書き尽くすことはできません。そんなことより本書を読んだ方がいいです。このつたないエントリをご覧になって本書を読んでみようと思ってくれる人がいると僕も嬉しいです。
     実際の税務署との闘いを通じて,著者はかなりの情報を掴んでいます。そのどす黒い情報の数々を本書で暴きたおしているので,こういうのが好きな方も必見です。大きな真実を知りたいという人も読んだほうがいいでしょう。最初にも書きましたが一般サラリーマンにはあまりピンと来ない話かもしれませんので,無理して読めとはいいませんが・・・。  
    Posted by p-5796189 at 22:42Comments(0)TrackBack(1)

    2005年07月20日

    Windowsの悪口言って暑さを吹き飛ばそう!

     一般の大学はそろそろ夏休みに入り始めたところでしょうか。仏教大学も”一般学部”は夏休みのようでして,我が”通信部”(注:正式名称とは異なります)は逆にガラガラになってしまう教室を存分に使ってスクーリングが始まります。明日から3連チャン朝昼ぶっとおしで座学です。たるいっす。気分がのらない,そんなときはWindowsの悪口でも書いてすっきりしましょう(ゲイツファンの方ごめんなさい)。

    (Jul/08/05 ZDNet.comより引用開始)
    【Longhornの運命はいかに】
     Silicon.comのDan Ilettが、Microsoftのセキュリティ関連製品担当プロダクトマネージャMario Juarezの発言を紹介している。「われわれは、Windows XP Service Pack 2を使用するユーザーの割合が期待を下回っていることを認識している。Windows XPが稼働するマシンのうち、SP 2が動いているのは3台に1台しかない。顧客のアップグレード意欲は依然低い」というのがJuarezの言だ。これを聞くと、ある疑問が湧いてくる。Windows XP SP2は、リリースされてすでに1年近くが経ち、無料で手に入り、しかもOSを従来より15倍も安全にするはずのものなのに、XPユーザーの66%近くがアップグレードしていないという(しかも、Windowsユーザーの多くは、XPよりも古いバージョンのWindowsを使っている)。こういう状況なのに、多くのWindowsユーザーがWindowsの次バージョンであるLonghornに関心を持つとMicrosoftは本当に考えているのだろうか?
    (引用終了)

     このままじゃLonghornのマーケッティングには手を焼きそうですね。僕が仕事用に義理で使ってあげているWindows機は未だにWindows2000ですが,実際のところXPにすらアップする必要性を感じていません。メインがMacだからという理由はともかく,あまりにもMacOSXを意識した作りを見ればゲンナリしてしまいますから。でももうすぐサポートが切れてしまいそうな雰囲気はありますが(もう切れてる?)。

     OSも一般ユーザー段階でのオープンソースが着実に流行しつつありますから(LinuxそのものとかLindowsとか)ソフトだけで高い料金を払わせるというビジネスモデルはピークを過ぎたと言えるでしょう。本屋のパソコン関連のコーナーに行けば「無料で云々」というキャッチコピーがよく目に付きます。これもそうした流れを端的に表しているものと言えるでしょう。Longhornが出るころには「初心者」と呼ばれる人種は確実に減っていることでしょうから,冷静なユーザーはちょっとやそっとでは新しいOSには飛びつかないだろう。本当に厳しい現実と向かい合う必要が出てくるんだろうと思います。
     そういう我がMacも次のLeopordが出る頃にはどうなるかはわかりません。ま,今はWindows雑誌にもOSX10.4"Tiger"が採り上げられるなどの盛り上がりを見せたりApple社の利益を押し上げたりと勢いは目覚ましいものがありますが,IntelMacがコケたら状況は変わってしまうかもしれません。その前にIntelMacじゃなくても今のMacでも必要十分なことができてしまいますからねえ。Tiger以降はけっこうつらいんじゃないかと個人的には見ています。でも僕は新しいもの好きだから買ってしまうとは思いますが。

     一般ソフトではさらにすごいことになっています。何がすごいって著作権違反の勢いがすごい。世界的に見てもP2Pソフトを使った違法ダウンロードとかが旺盛です。先々週にアメリカで厳しい判決が出ていましたので,一時的には下火になるだろうという見方もできますが,僕は個人の欲望はそんなに簡単に抑えられるものじゃないと思っているので,もっともっとえげつない状況になっていくのだろうと思います。ビジネスソフトなんかも専用のP2Pソフトがあってシリアルナンバーと一緒にインストーラごと交換されているらしい。見つかったらただでは済まなさそうなので僕は手を出していませんが,お金がなくてもこんなことまでできてしまうという現実はやっぱり異常なのではないかとも思います。

     おっと。なんだか真面目な話になってしまった。今日はWindowsの悪口を言うんだった。そこで毎週チェックしているサイトをご紹介しましょう。
    がんばれ!ゲイツ君
     ここは非常に勉強になります。単なる批判で終わっているわけではない,管理人の愛を感じます。時間があれば是非バックナンバーも読んでもらいたいほど,よくできたサイトです。これを読んでやみくもにWindowsを使ってしまっている人たちの目が覚めればいいなあと思います。よく理解したうえでそれでもWindowsが好きなんだという人はどうぞ使ってください。とくに今回の記事は面白いので要チェックです。僕がこのサイトで再三言及しているソフトバンクグループをバッサリ切り捨てていますから,ジャパンハンドラーズを追跡している方々にとっても興味深い記事です。是非ともご覧ください。  
    Posted by p-5796189 at 22:01Comments(0)TrackBack(0)