2005年03月31日

僕の物理学習法を公開します

 昨日は夜遅くまで新浪人生の後輩と歓談しました。
 国公立医学部受験を今年もがんばるということなのですが,非常に大きな壁があるようです。センター試験の理科が3科目必須になるというのです。

 彼の場合は化学と生物をとっていたのですが,新たに物理を勉強し直さないといけない。そこで物理が大好きだった(?)僕にアドバイスを求めてきたというわけです。これから医者になりたいっていう人は本当に大変だねーと思いつつ,僕が物理が得意になった勉強法を伝授してあげました。今日はこの勉強方法について簡潔に書いておきます。ただし,これはあくまで僕のやり方ですから,このとおりやったのに成績上がらんぞと文句を言われても責任とれません。あしからず。って誰に向かって書いてるんだろう。まあいいか。ひょっとしたら受験生がこのサイトを探り当てるかもしれないし・・・。

 まず物理アレルギーがある人なら,橋元淳一郎『物理橋元流解法の大原則』という参考書がお勧めです。この上ないというぐらい簡単に物理の勘所が押さえられます。ただし入門書の入門書という位置づけですから,あくまで「解法の大原則」を味わって終わりでいいです。これだけで物理の点数が上がるわけではない(ここは勘違いしないように)。参考書の中の例題も解く必要はなく,解答を2回ほど読めば何をすべきかということがだいたいわかるはずです。2回で足りなければ3回読む。なんだ物理ってかなり簡単じゃんって思えればよし。実際,物理なんて覚える量は理科3教科の中ではダントツで少ないんだから。

 次の段階は簡単な問題集をやること。難しい問題はまだ解かなくていい。僕が使って良かったのは代ゼミ『為近の基礎物理』シリーズです。「解法の必然性」というコーナーがあって,問題文に書かれてあるポイントを一つひとつ解説している丁寧な本です。高校で習う物理は,現実離れした仮定のもとでの理論がほとんどですから(摩擦がないとか空気抵抗がないとか)自然と問題文にそれとなくヒントが書かれるようにできています。ここに気付くかどうか。また気付いたとして,その時はどう考えるのが「必然的」なのか,ということがこの問題集で体得できます。これも2回やるべし。これでセンター試験は8割はいけます。

 1冊で全てを網羅している問題集なんてないですから,もう1冊は最低でもしないといけません。僕はこの段階で数研出版の『実戦 物理 I・II 重要問題集』をやることをお勧めします。2次試験レベルの問題集ですが,問題数も適度ですし難しすぎる問題は皆無ですからセンター試験で高得点を狙うのであれば是非やってみて欲しい問題集です。解説もかなり詳しいし解法にクセがないのがいい。橋元流で勘所を押さえて為近で問題文のどの部分に着目すべきかという必然性が身に付いていれば,初見の問題でもまずまずいいところまでいきます。でもいきなり全部わかるなんてことは無理。一応入試問題ばっかり集めた問題集ですから,そんなに甘くない。だからこれも最低2回は解くこと。1日5問ぐらいはすぐに進みますからこのペースなら1ヶ月ぐらいで1回終わります。これで物理が好きになれば,まず満点のとれない生物よりも満点が狙えるかもしれない物理で2次試験を受けるということも十分可能性が出てきます。それぐらい物理で点数をとるのは意外と簡単なんです。

 とはいえ,中には何回解説を読んでも分からない,芯から理解できていないという場合も出てくるでしょう。その時はZ会の物理の教科書でも眺めましょう。これはかなり高レベル(高校レベルは遥かに超越している)ですが,物理の芯が覗けます。物理って簡単に解けるけど実はその理論って深いんだなあと,まるで科学者にでもなったかのような陶酔を味わうでしょう。これはある意味やばい状態ですが。

 やることはやったけど,でもやっぱり2次は生物で・・・と考えるのであればここまでで十分です。あとは15年分ぐらいの過去問を2度ほどやればいいでしょう。センター独自の問題の出し方がありますから,いきなり100点はとれないでしょうけど上のとおりやっていれば9割はすぐとれます。それに時間は余りまくるはずです。僕は3ヶ月でこのレベルに達しましたのでお墨付きです(でも油断して2次でコケましたが・・・)。より完璧を目指すのであれば各予備校が出している過去の模試問題を集めた問題集とかをやっていれば本番でも軽く9割以上はとれるでしょう。まあ物理なんて簡単な科目です。物理が嫌いな人はほとんどが食わず嫌いのアレルギーによるものです。数式と文字を見たら学校に行きたくなくなるというアレルギー。ま,人それぞれ得意不得意ありますからね。そういう人に強要するのはイケナイ。興味がある人にはこういう方法をとってもらって物理の面白さに触れてもらいたいと思います。

 さて,2次試験を物理で受けようと,しかも医学部ですからかなりの高得点をとらなくてはいけないという場合の,その後の勉強法を書いておきます。この段階まできたら,Z会とかの難問ばっかり集めたマニア道に走るか,志望校の過去問を4,5回やってクセを見抜いてその分野を中心に新たな問題集にとりかかるか悩むところです。狙う学校にもよりますが,よほどの難問校でない限り後者でOKです。というよりも前者は後者ができている段階でとるべき勉強方法ですから,まずはやっぱり志望校の過去問を問題を覚えるぐらいやることです。赤本の解説はけっこう手抜きが多いですから,すぐには理解できない部分もありますから,ここは根気が必要です。だから4,5回は必ずやること。ちなみに僕は勉強時間がなくてこれが疎かだったので2次でコケました。僕の失敗はこうやって後輩達の見本になってくれれば無駄ではなくなります。

 そろそろ終わりにしましょう。よくあることですが,問題集の浮気はできるだけ避けましょう。いっぱいありすぎてどれも良く見えるのは当然です。僕なりの結論を言えば,明らかにレベルのあわないものとかクセの強い解法ばっかり載せている古い本とかを除けば,まあどれも大差ないです。だから1冊やったら次に行くのではなくてもう一度同じ問題集をやる。その方がクセのない解法が確実に身に付きますから効率的です。これが数学だったら勉強方法が実は変わります。物理の問題は基本的にはクセがつけにくいですから正攻法をきっちり学ぶことが点数に結びつくわけですが,数学の場合はクセのある問題だらけですから,できるだけいろんな問題に当たっておいた方が難関大学を受けるには良かったりします。蛇足ですが。

 というわけで,今日は物理の勉強法について長々と書きました。うーん。いったい誰が読んでくれるんだろう(笑)。ま,昨日の後輩には読んでもらおうかとは思っていますが・・・。  

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2005年03月29日

『ドル円ユーロ投資入門』

e06ab4b2.jpg松田哲『ドル円ユーロ投資入門』日経BP社 お勧め度★★★★
(参考書形式なので内容紹介は省略)

 著者は外資系を含めて多数の金融機関の為替ディーラーとして活躍された方であり,片手間で短期間に儲けようなんていう考えを全く好まない性格のようですから,昨日の本に比べると想定している読者層が異なるようです。ま,どっちを選ぶかは好き好きでしょうけど,僕は相場に対してはそんなに甘いもんじゃないぜ派なので,本書をお勧めしておきます。

 でもお勧めと言っておきながら★が4つなのは,ネットで無料で得られる無数の情報を紙媒体にまとめなおしたものだと考えれば,時間と手間をかければ本書の内容の9割の情報は無料で手に入るなあと思ったからです。そんな時間も手間もないぞという方には入門書としては最適の書だと思いますし,ネット上の変な情報に振り回されないだけの前提知識(といっても金融のイロハのイぐらいの知識)すらない人にはネット上の妄言に騙されないために本書を読むという目的があってもいいかもしれません。ネットは便利ですが怖い面も多いですから。

 教科書を紹介しても仕方がないので本書の説明は省きます。
 ところで僕は,日本人はもっと投資に対して積極的になるべきだと思っています。ただしギャンブル(投機)は全く勧めませんが。バブルで痛い目にあったから投資はこりごりだという人も少なからずいるようですが,知能があの時点から発達していないという人であればそれでかまいませんが,あのまま欧米にけちょんけちょんにやられっぱなしで放ったらかしというのはあまりにも情けない。太平洋戦争に負けたあと欧米を模倣して追い抜くことで日本は国体を守ったわけですから,バブル崩壊という金融戦争の敗北の事実を軽んじるべきではないと思います。日本人は模倣技術に秀でた民族ですから,欧米から学ぶところはきっちり学んで見返さないといけない。

 話は若干とびますが,今のように株式市場の時価総額がアメリカの足下にも及ばない状況だったら来年から解禁される三角合併でどんどん日本企業がアメ公の,おっと失礼アメリカの手に渡ってしまいます。それを着々と進めているのが竹中大臣であり小泉首相であり,オリックスの宮内会長であり,その子飼いの村上ファンドらなわけです。このうち小泉首相は難しいことはわからないので(ホワイトナイトを白夜だとか言ってたぐらいの知能ですから),アメリカに毎年突きつけられる年次改革要望書のとおりに日本市場を開放しているだけですが。このままいくと合法的に日本の優秀な企業が簡単に乗っ取られてしまう。一方では無能な日本の経営者よりも外人経営者になった方がより消費者のためになるので別に乗っ取られるのは悪い話ではないなんてことをコメンテーターがテレビで言ってたりしますが,ある意味それは事実である事例が多いにせよ,そんなことで日本企業をここまで発展させた先達に顔向けできますかと僕は問い返したいです。

 じゃあどうすればいいか僕の対案を示します。考えはまとまっていませんので概要のみですが。
 1企業の努力はせいぜい敵対的買収に備えるために今年の株主総会で定款変更の決議を準備するぐらいしかできませんから,国家レベルで投資喚起しましょう。消費喚起はこの失われた10年でさんざんやったのに公共事業とか一部の家電ぐらいしか成功しませんでしたから(だからデフレが続いています)長続きしないでしょう。だから投資を喚起をする。具体的には,ややこしい投資税制を簡潔にして(参考:安間伸『ホントは教えたくない資産運用のカラクリ』)預貯金の方がどう考えてもデメリット大きいでしょという状態にしてしまう。例えばペイオフで保護される金額を300万円にするとか。そうすれば資金は動き出す。いや動かさないといけない。日本の国体を守るために。アメリカが我が物顔で日本に制度改悪を押し付けてきている根本は,日本人は投資下手で動きが鈍いという前提があるからだと僕は思っていますので,ここでギャフンと言わせる(死語か)。これで時価総額がめまぐるしく上昇するので簡単には買収されにくくなるでしょう。

 こういう状況になってくれば(というよりも政府がアナウンスすればより効果大)大企業も株の新規発行を考えるでしょう。ん?投資先がない?いやいや,そんな悲観的な末法論者みたいな妄言を言ってはいけません。逆に買収しちゃえ。オイルメジャーの1角を突くんです。企業連合軍で。国民の個人資産1400兆円のうち1割でも140兆円ですよ。まあ幻想に近い話で,どちらかというと僕が妄言を吐いている状態ですが,この動きを見せるだけでも効果は大きいはずですよ。国民資産のほとんどが預貯金である今の状態ではせいぜい銀行や郵貯が国債を買い支えるぐらいの用途にしか向かない。いずれインフレがやってくるんだから株とか土地とか現物資産(金など)に替えさせるのが国家として最後の良心なのではないでしょうか。なんてね。やみくもにやったらすべてが暴落して取り返しのつかない事態になってしまう可能性が高いけどね・・・。

 まあ僕の理論はこんな感じでまだ未完成ですが,まとめると,預貯金がインフレでパーになる前に株とか土地に資産がシフトするように国家レベルで対策を練り,そうして時価総額がパンパンに膨らんだ状態でオイルメジャーとか穀物メジャーの1角を逆買収するというものです。マネー大国ニッポンの力を見せつけてやろうじゃないですか!早くやらないと地震が来て全てがパーになってしまいますよ。でもやみくもに国民に投資を押し付けるのはよくない。だからこそ,本書のような入門書でいいから,まずは投資とはなんたるかに興味を持ってもらって,どんどん知識を習得していきましょうと。日本人ほど識字率が高い民族は世界にはいないんだから簡単ですよ。国を守る方法はいろいろあるということを忘れてはいけないと思います。  
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2005年03月28日

『外貨で3000万円儲ける法』

ecb0c8b9.jpg田平雅哉『外貨で3000万円儲ける法』日本実業出版社 お勧め度★★★
(内容紹介はじめ)
 外貨証拠金取引は非常に魅力的だ。損切りを徹底し,いくつかのテクニカル指標に従って売買すればかなりの確率で資産が増える。取引の概要と基本的な知識をまとめるとともに,その売買の手法を公開しよう。人それぞれのリスク許容度に応じた投資法を示すので,それを参考にすればなお良いだろう。ウソだと思うなら21日間で100万円を2倍にした実録を見て欲しい。これを知れば外貨預金なんてバカらしくてやってられない。
(内容紹介おわり)

 この手の「すぐに儲かる」シリーズは全く好きではないので,これまで批評のために買うなんてことすらお金がもったいないと思っていたのですが,新幹線の道中で活字が恋しくなってつい買ってしまいました。超初心者用に書かれたらしい本(「らしい」とした理由は後述)なのですぐに読み終わりましたが,得るものもあまり多くはありませんでした。まあ予想されたことでしたが。

 全くの私見ですが,株で儲けようと思うと,何千とある銘柄から何を選ぶか,その会社の今後の強みと弱みは何か,いつポジションを仕込むかなどなど,考えなければいけない要素がたくさんありすぎて本業の片手間で投資をしようとするにはよほど好きでないと続かないように思われます。そんなん考えたことないぜ,チャート見てたらなんとなくわかるぜ,という人に僕もなれればいいんですけど,それは投資ではなくて投機ですから,できるだけ自分の頭で考えて情報収集をきっちりやりたいと思うとなかなか株投資には踏み切れません。また売買手数料は安くなったとはいえケチな僕としてはまだ手を出しにくく,やはり手軽でがっちり(笑)な外貨投資のほうが魅力的に映ります。でもどうでしょう。世間の人たちは株のデイトレードで大儲けしたほんの一部の人間の言うことを真に受けて日夜カモに変身しているようですし,そういう傷心の人々を狙って次々と「すぐに儲かる」シリーズが刊行されますから,株投資以外には目がいかないのかもしれません。

 でも本屋に行って本書が目に付けば「おや?」と思うでしょう。サブタイトルに「株よりもローリスクで儲かる」なんて書いてますから。ここで初めて外貨投資についてその存在を知る人がようやく出てくるわけです。こんな投資もあったんだねえ。じゃあどうやって始めたらいいんだろうか?そういうときのとっかかりとして本書を買っていく人は多いと思われます。

 では本書は本当に初心者向けなのかと問うてみますと,書き方は中学生にもわかるような表現ばっかりですから初心者向けと言ってもおかしくはないのですが,その勧めている内容が実は初心者向けではありません。全くの初心者が本書が勧める方法に従って機械的に外貨運用をするのは非常に危険だと思われます。リスクの説明はある程度は本書でなされてはいますが,大儲けの話の後ろに霞んでしまっている印象を受けるのです。利用するテクニカル指標も2種類に絞っているのはいいのですが,MACDとストキャスティクスというオシレーター系の指標しか使っていないのはちょっと・・・という感じです。逆バリどんとこい型の博奕打ちやプロトレーダーに指南するのならまだしも,初心者に伝授するテクニカル指標としては不適切だと言わざるをえません。ちなみに,かくいう僕は素人ですからコバンザメ型のトレンドフォロー系指標を重視しています。著者はたとえこれまでの自分のパフォーマンスが良かったにせよ,ボーゲンが滑れるかどうかという人間にウェーデルンを教えるような内容にしてしまっているのは残念です。

 外貨証拠金取引の概要を知るという目的で言いますと本書は70点というところでしょうか,やっぱり投資を本業としていない人が書くとどうしても内容が浅くなってしまいます(著者の本業は医者です)。これはプロの言うことの方が重みがあって良いということではなくて,実際の相場の裏にある事実が十分に伝わらず,結局は初心者がカモにされてしまう原因を作ってしまっているのではないかということを言いたいわけです。例えば,本書では高スワップだということで豪ドルとかNZドルを詳しく説明せずに推奨していたりしますが,なぜこの2通貨が高スワップなのか,金利差がなくなればこの通貨が売られることになってロングポジションは焦げ付くじゃないかということについてのリスク説明が全くありません。こんなこと書いたら難しくて本が売れなくなると思ったのかもしれませんが,これではいつまでたっても日本人の投資水準は低いままだなあと思ってしまうのです。だってこれを考えるのが投資でしょ?

 僕が初心者の方にお勧めするとしたら次回紹介する松田哲氏の著書になりますね。もちろん投資手法(テクニカル分析など)については書かれていませんから,これだけでOKというわけにはいきませんが,より親切に相場というものを解説してくれています。詳しくは次回書きます。

 今日はおまけの話をします。祖父が亡くなって1年たつわけですが,株投資にはまっていた祖父が酒によってある銘柄の株券を焼却してしまうという事件が以前ありました。なんちゅう家やねんと一人でノリツッコミするところですが,証券会社経由で照会したところ,千代田加工という東証1部上場企業の株だったことが判明し,遺産相続手続きで祖母のものに名義変更しました。

 その名義変更が終わったのが去年の暮れです。時に株価700円前後。5,500株も焼却していたようで(笑)その額なんと350万円超だったわけですが,あれよあれよという間にものすごい値上がりを見せました。年末の段階で祖母は売ってくれと言ってたのですが,おもしろそうな株だからしばらく持っておこうという話になって,なんと現在の株価が1,100円!600万円越してしまいました。おそろしー。祖父のありがたい遺産はこうして今年も弟の授業料に化けていく目処がたちました。
参考)  
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2005年03月26日

『ホントは教えたくない資産運用のカラクリ2』

cf855bfd.jpg安間伸『ホントは教えたくない資産運用のカラクリ2』東洋経済新報社 お勧め度★★★★
(内容紹介はじめ)
 海外には収益率の高いファンドが多い,金利が上がると債券が暴落して銀行が破綻する,元本保証で高利回り,資産100億円の大富豪・・・。いずれもよく耳にする文句だが,どこまで本当のことを理解できているだろうか。異なる通貨ベースで収益率を比べる愚かさ,ALMの理解不十分,保証主体の問題,正味資産の状況など詳しく見れば隠された真実に気付く。リスクを認識して稼いでも稼いでも奪われるだけの人生にさよならしよう。
(内容紹介おわり)

 草津からの帰りの電車内で読んだので,もうかれこれ2週間になりますが非常に勉強になる,それでいて読みやすい本でしたので未だ興奮が残っています。本書は1作目とは少し視点を変えて,いかにして騙されないようにするかという視点で投資全般のカラクリについて書かれてあります。デフレ通貨ベースの表面利回りがインフレ通貨ベースの表面利回りに遠く及ばないのは理屈から言えばあたりまえだということとか,生保の逆ザヤがなぜ起こったのかとか(ALMさえきっちりやれば逆ザヤなんかで経営が行き詰まるわけがない),だれが保証するのか不明な「元本保証」を語る投資商品などについてかなり詳細に書かれています。日ごろ何の気なしにテレビや新聞の論説を視たり聴いたりしていて疑問に思わなくなってしまうことは皆さん多いと思いますが,本書をちょっと手に取ってゆっくり考える時間があれば,いかに新聞記者などの知識が薄いかなんていうことも見えてきたりします(別に記者全員が知識が足りないとは言ってません。個人的にはリスペクトしている記者ももちろんいますからね)。
 
 いくつか紹介したい部分がありますので,2つほど紹介しておきます。
 まずは「元本保証」の投資商品について。ウチがお寺だからでしょうか,しょっちゅう怪しげな会社から投資話を持ちかける電話がかかってきます。しつこいぐらい。そこで決まって言うセリフがこれ。「元本保証」。・・・へー。誰が保証してくれるんだい?本書には最低限この疑問を持つようにしましょうと書いてあります。国が保証してくれるわけではありませんよ。せいぜい売りつけに来るやっかいな会社が保証しているっていう頼りないものがほとんどでしょう。そんなのに騙されてはいけません。もっと詳しく言うと「元本保証」を語って勧誘するのは立派な出資法違反ですので,そんなこと言い出す業者には通報しますよとか言って撃退してもいい。でも本書の著者はけっこう慎重派で,こういう怪しい業者は暴力的なところが多いから正面切ってこういう疑問をぶつけないほうがいいよなんていうアドバイスがありました。でも電話だし・・・ちょっとぐらいからかう程度に言ってみようかななんて思っているんですけど,やめたほうが身のためかな?
 
 それからALM(Asset Liability Management)について。これは主に金融機関の金利リスクを管理する際に用いられる経営管理手法なわけですが,当然,家計としても知っておいたほうが良い手法です(現実的に有効に利用できる家計は少ないでしょうが)。変動型金利で住宅ローンを借りている一般家計を例にとると,長期金利が上昇して利払い負担が大きくなってきても,同じぐらいのデュレーションを備えた資産でマッチングしておれば実入りも増えますので困ることはないというものです。でもこの同じぐらいのデュレーションを備えた資産というのがくせ者でして,なかなか一般家庭のバランスシートからではそんな資産は出てきません。金利の上がり方も景気が良くなるという良い意味の金利上昇であれば株に資産をシフトしておけばよいのですが,財政危機からくる金利上昇であれば通貨も株も売られてくる可能性があるので株にシフトしておけばいいとも言えないのです。まことにやっかいです。ま,はじめからそんなマッチングについてはあきらめるか,徹底して情報収集して対処するかは人それぞれってところでしょうか。
 
 生保の逆ザヤが騒がれました。運用利回りを支払い予定利率が上回ってします状態を逆ザヤと呼んでいますが,著者によれば,逆ザヤは資産運用の原則どおり「負債に見合った運用をしていれば避けられた」はずだということです。よせばいいのに生保は銀行グループやその他大手企業との株の持ち合いなんてことをしていたのと,全く性格の異なる不動産資産を多く持っていたことによるデュレーションのミスマッチが逆ザヤを招いたわけです。バブルのころは負債の予定利率を遥かに上回る運用利回りをたたき出していたわけですが,バブルがはじけて一気にリボルビングしてしまい,あれよあれよという間に形勢逆転してしまったのです。うまくいっているときはやっぱり自分の欠点には気付かないもんなんですよね。こうして現在に至るまで逆ザヤは根本的解決をみていません。ALMの考え方は非常に重要です。ま,重要だと認識できたとしても,一般の家庭では変動金利のリスクヘッジで先物を買うとかそういうことはできませんから(先物の取引単位が大きすぎる)金利が上がらないようにお祈りするぐらいしか対策はないんですけどね。
 
 最後に本書の著者も,やっぱりどうしても日本の財政破綻が気になるようでして,国民資産を国が没収することの可能性とその方法についても言及しています。巷に出回る破綻本ほどは詳しくはありませんが,いざとなったら国は何でもやってきますよというような警告は出してあります。特に資産課税をされるとどんな資産に換えていても何らかの形で課税されて強制的に国に盗られますので,対策そのものがバカバカしいということになります。ま,ここまで国がしかけてくる可能性は今のところ半分もないでしょうが,大きな地震が2つ3つ日本列島を襲えばその可能性は一気に高まるでしょうね。国からの徴税から逃れうる唯一の方法は外国人になることなわけですが,土着型のお寺住職としてはそれは不可能な話ですね。せいぜい念仏を称えて日本が沈まないことをお祈りしておきますかねえ。
 
 本書は1作目と同様に,投資を始めるにあたって知っておいたほうが良いという情報が詰められた本です。ですから,本当に効率良く投資したい方,騙されたくない方はぜひ読んでおいた方が勉強になります。逆に,難しいことはわからんけど儲かったらきまりどおり税金払えばいいんでしょという考えの人は読まなくてもいいです。いつまでたってもカモはカモのままですがね。  
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2005年03月25日

いよいよ西武も外資に差し出しますか・・・

 今日もいろんなニューズについてコメントしてみます。

(Mar/25/2005 ZAKZAKより引用開始)
【米ゴールドマン、西武グループ9千億買収提案】
 米投資銀行ゴールドマン・サックス(GS)が西武グループに対し、約9000億円で買収提案していることが25日、分かった。(中略)
 GSが提示した西武株の買い取り価格は1株1600円程度とされ、昨年12月の上場廃止時の485円に比べて約3・3倍。同10月の有価証券報告書の虚偽記載公表で株価が大幅に下落する直前の1081円より、519円も高い額だ。
 買収総額は、コクドと子会社のプリンスホテルが保有する西武株が計約3億株(発行済み株式の71・51%)となることから、1株1600円×3億株の計算で4800億円。これにコクドの有利子負債3540億円と、プリンスホテルの有利子負債520億円を加えると、計8860億円。実現すれば、国内で過去最大の9000億円規模に達するM&A(企業の合併・買収)になる。
 不動産アナリストは、「1兆円近い莫大(ばくだい)な費用だが、これだけ払う価値はある。赤坂プリンスや新高輪プリンスをみれば分かるように都内などの一等地ばかりにホテルが集中している。赤坂も新高輪も老朽化し、収益が減少傾向にあるが、テコ入れ次第で収益はかなりあがるはず」と指摘する。(略)
 グループ傘下のホテルやスキー場、ゴルフ場などの施設は国内に160カ所、海外に9カ所。「どれも宝の山ばかり」(先のアナリスト)というのだ。(後略)
(引用終了)

 記事はこのあと村上ファンドも西武買収に乗り出してたよという内容が続いています。要するに西武の資産はとんでもないぐらいの規模で外資系も目をつけているので買いだぜということをZAKZAKは伝えているわけです。ん?ZAKZAKはフジサンケイグループだよ!やっぱり自分のところ以外が買収対象になったって知らん顔なんだね。西武鉄道だとか西武ライオンズだとか,外資系に売っちゃってかまわないと思っているんですよね?

 それにしても,この件も副島隆彦氏はかなり以前から情報を発信していましたね。全く恐れ入ります(詳細が知りたい方は氏のHPでぼやき会員になって調べてください)。外資は西武の資産を乗っ取るために数々のスキャンダルを起こさせたと。堤会長にスキャンダルがたくさんあったのは事実ですがねえ・・・。日本のメディアは真っ先にアメリカのお先棒を担いで堤バッシングを始めましたよね。日本の武士道はどこに行ったんだろう?

 僕としては外資系による直接支配は心情的にはNOですね。ライブドアはまだ日本人資本ですのでニッポン放送を買収しようが別に気になりませんでしたが(リーマンのSMCBの影響で外資の間接支配の可能性が残っていることは存じていますが),鉄道という庶民のインフラを外人に握られるのはいかがなものかと思いますね。アメリカの意向を受けてNTT市場を開放させようとするソフトバンクのやり方とか,水道局の利権を外国資本に管理させようという国際水ビジネスも同様に気に入らないのと同じ理由です。独占企業をとっちめるという社会的正義は認めるとしても,外国資本を潤すためだけに日本の大切なインフラが犠牲になるのは許せません。はっきりと国益に反するものだと僕は思うからです。

 こう書くと,ライブドアがフジサンケイグループを支配するのをなぜ批判しないのかと言われるかもしれません。改めて書きますれば,僕はメディアというものは事実を伝えればそれでよく,その内容を判断するのは情報の受け手に任せるべきだとという極論のようなメディア観をもっているので,バカ番組ばかり垂れ流している民放の一角が他の経営者の手に渡ろうと,受け手さえしっかりしていれば(実はこれが非常に不安定要素ですが・・・)別に憂慮する必要はないと思っています。そういう意味で教育問題にはものすごく興味がありますし,情報収集ツールとしてのWeb技術にも注目しているわけです。

 こういう意見が出るとメディア側はいろんな言い訳というか主張にならない机上の空論を出してきます。本当に大笑いした社説が最近たくさん出ていますので,ちょっと紹介しておきます。まあいつもの読売ですが,23日の東京新聞とかも同じような論調が出ていました。

(3月24日付・読売社説(1)より引用開始)
【[ライブドア]「堀江氏の『メディア観』が心配だ」】
(前略)雑誌のインタビューに、「最終的にはすべてインターネットになるわけだから、いかに新聞、テレビを殺していくかが問題」とも語っている。
 マネーゲームの最終章は、新聞やテレビを「殺す」ことなのか。残念だが、既存メディアの役割を全く理解していないとしか言いようがない。
 権力を監視し、社会の不正を暴き、公正な世論を形成する。新聞や、放送のニュース部門は、その精神で取材・報道に心血を注いでいる。官庁や企業の発表、発生した事件を垂れ流すだけでは、ジャーナリズムとは言えない。
 隠れた真実を探り出し、必要な関連情報とともに提供することが、国民の「知る権利」に応えることになる。
 しかも、放送は公共財としての電波を使う。政治的公平性、事実を曲げないこと、多角的な論点を提示することなどが放送法で義務づけられている。災害時には避難の呼びかけ、被災者情報などを迅速に流す高い公共性も求められる。
 堀江社長の語るメディア観では、放送の将来が心配だ。産経新聞を「エンタメ(娯楽)路線」や「経済紙」に転換すると言うが、同紙の築いてきた言論路線まで否定するのだろうか。
 マネーゲームで「経済的価値」を追求することは自由だ。だが、ジャーナリズムの基本精神は、“マネー追求”とは遠いところにある。
(引用終了)

  もう笑わずにはいられない「机上の空論」ばっかり。国民はバカだから我々が教化してあげるんだと言わんばかりのジャーナリズム観には辟易します。記者クラブという閉鎖的なれ合い制度に浸っていて取材・報道に心血を注いでいるだなんて僕だったら恥ずかしくて言えない。隠れた真実を探した?うん。確かに探しているだろうけど上部の圧力がかかって公表できていないじゃない?それでは国民の「知る権利」に応えたと言えるの?小泉首相の年金未払い問題はどうなったの?どうして郵政民営化を急いで進めなきゃいけないの?わかっているんでしょう?でも書けないんでしょう?「知る権利」に応えているかどうか,ちょっと考えたらわかるんじゃないの?
 産経新聞が築いてきた言論路線を継続しなきゃいけないなんていう法律はないでしょう?これじゃあいつまでたっても二流新聞だっていうことで,思い切って転換するのは経営判断として(結果的にうまくいくかどうかは別として)間違った判断だとは思いません。せいぜいアメリカに媚売って中国韓国のバカを紹介するという路線だったらミニコミ紙でもできますよ。高いジャーナリズム精神なんてこれっぽっちもいらん。
 ジャーナリズムの基本精神がマネー追求とは遠いところにあるのはそのとおり。でも実際そうはなっていないでしょう?フジテレビの下請けで番組作りをやらされている低賃金の労働者達が一番ホリエモンを応援しているという事実を忘れちゃいけないよ。ゼネコンみたいな構造で下請けに仕事丸投げして鞘抜いて高額の給料を得ている人たちが嫉まれているわけだよ。ま,これについては高い給料と引き換えにクオリティの高い言論が聴けるんだったら問題はないんだけど,結局お笑いとエンタメなわけでしょ?ま,読売もせいぜいがんばってよ,と嘲笑する以外に対処はないですね。

 ま,あんまりボロクソに読売を批判するのも気が引けるので,ちょっとはがんばってるじゃんという記事も紹介してあげよう。

(Mar/25/2005 YOMIURI ON-LINEより引用開始)
【国と地方の借金総額1000兆円超の見通し】
 財務省は25日、「国の借金」である国債や借入金、政府短期証券(FB)などの政府債務残高が2004年12月末時点で、過去最高の751兆1065億円に達したと発表した。
 これは日本の国内総生産(GDP)の約1・5倍の水準で、国民1人当たり約588万円の借金を抱えている計算となり、財政再建が喫緊の課題であることを改めて裏付けた。
 また、特殊法人などが発行する債券の返済を国が保証していることから「隠れ借金」とも言われる政府保証債務の残高は57兆5524億円となった。地方自治体の借金の総額は2004年度末で約203兆円になると見込まれていることから、国と地方の借金の総額は1000兆円を超える見通しとなった。
 国の借金残高の大半は、財投債を含めた国債が占めており、2004年12月末時点の残高は606兆357億円と、同年9月末時点から19兆3727億円増加した。政府は新規の国債発行を抑制していく方針だが、借換債の発行は今後も増加を続け、ピークを迎える2008年度には118兆円を超える見通しだ。
(引用終了)

 スクープではないですがいち早く公表したことは評価します。
 僕としては同じように借金が膨らむんだったら効果が見込めるような借金をしてもらいたいと思うわけです。既発債の利払いだとか,税収の1/3が公務員家族の給料に化けている実態だとか,官僚の天下り公団での過度の退職金だとか,ゼネコンしか喜ばない公共工事だとか,全く投資効果が見込めないような出費のために借金が雪だるま的に増えるのは最早救いようがないレベルにまで来ています。

 ですから,今の時点で増税なんてしたって焼け石に水だし,景気がよくなって金利が上がれば国債の利払い負担が激増するわけですから(もちろんALM管理がきっちりできていて金利バランスが取れているのであれば問題ないですが現実はそうではない)どうせ借金が増えるならもっと効果的な施策をとらなくてはいけない。

 そのヒントの一つが,サイト「小泉の並立ち」(左のリンク集から飛べます)で紹介されているマクロ経済的な施策です。時間があって興味もある人はぜひご覧ください。かなり高度な内容ですが参考になりますよ。  
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2005年03月24日

おいおい!ソフトバンクがフジテレビの筆頭株主だってよ

 さあビッグニューズがキター!帰宅後なにげなくiBookを立ち上げてRSSのニューズを拾いに行ったらすごいものを見つけてしまいました。
 
(Mar/24/2005 CNET Japanより引用開始)
【「フジテレビ VS ライブドア」にソフトバンクが参戦?--フジの筆頭株主がSBIに】
 フジテレビジョンの筆頭株主が3月24日、ニッポン放送からソフトバンク・インベストメント(SBI)に異動した。SBIとフジテレビ、ニッポン放送は3月24日、コンテンツ・メディア・ブロードバンド関連企業を投資対象とするベンチャーキャピタルファンドを共同で出資、設立することを発表した。
 そして、相互の協力関係を強化するべく、ニッポン放送が保有するフジテレビの株式35万3704株、発行済株式の13.88%を株券消費貸借により、SBIが借り受けることで合意した。株券消費貸借の実施により、消費貸借期間の2005年3月24日から2010年4月1日まで、この株式の議決権はSBIに移転するという。つまり、13.88%を保有して筆頭株主だったニッポン放送の持ち分はゼロになり、まったく保有していなかったSBIがフジテレビの筆頭株主として一気に躍り出た。
(引用終了)
 
 やっぱりきましたか,ソフトバンク。よりによってこのタイミングとは・・・。まだ第一報を得てからのエントリを書き始めたところなので,個人的にはもうちょっと詳細を知ってからアップしたいのですが,これは書かずにはいられない事態です。おっと,日経・毎日も配信したようです(Google Newsは便利ですね〜)。

(Mar/24/2005 NIKKEI NETより引用開始)
【フジテレビの筆頭株主にソフトバンク系】
 ソフトバンク・インベストメント(SBI)、フジテレビジョン、ニッポン放送の3社は24日、ニッポン放が保有するフジテレビ株35万株3704株(発行済み株式の13.88%)を株券消費貸借によりSBIが借り受けることで合意したと発表した。貸借期間は2005年3月24日から2010年4月1日まで。消費貸借期間中、議決権はSBIに移転し、SBIがフジテレビの筆頭株主となる。
 ニッポン放は2月下旬、保有するフジテレビ株22万株を大和証券グループの大和証券エスエムビーシーに対して株券消費貸借している。SBIに対する消費貸借実施と合わせると、ニッポン放の保有するフジテレビ株の議決権のすべてが一時的に移転することになる。
(引用終了) 
 
 ははーん,5年ですか。フジテレビは最後の最後にパンドラの箱を開けちゃったんだなあ。ライブドアの若造に負けるのがどうしても嫌で,最後には悪魔と契約しましたか。ファウストですな。
 
 ソフトバンクの孫氏はあちこちで指摘されているとおりロックフェラーと繋がる人物です。わかりやすくいうとオリックスの宮内会長や竹中大臣と同類で日本の富をアメリカに(ロックフェラーに)差し出そうと画策している中心人物の一人です。副島隆彦氏がHPの名物コラム「今日のぼやき」で指摘されていたとおり,野球問題と同じくライブドアは捨て駒にすぎず最後にはソフトバンクが持っていくと,そのとおりの動きになっていることに寒気を覚えました。副島氏のこの文章を読んだときは,そんなバカなと思っていましたが・・・。
 
 しかしフジテレビには情報収集能力はないのかね。それともわかっていて筆頭株主の地位を差し出したのかね。ソフトバンクによるメディア間接支配ならOKとした判断の基準はどこにあるんだろう?株の貸借契約だから・・・とかいう屁理屈は通用しないぞ。議決権が渡るということは支配権が渡ったということなんだから。いずれにせよ詳細をもっともっと研究する必要があります。とりあえず第一報の感想ということでたまらずアップしました。
 
 フジテレビは終わりましたな。  
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2005年03月23日

Skypeの可能性はまだまだ広がりまっせ!

 今日やっとお彼岸終了。地獄のように疲れた1週間でした。早めに寝るので,今日は気になるニューズの貼り付けと簡単なコメントだけ。

(Mar/23/2005 CNET Japanより引用開始)
【ホテルや短期賃貸マンションにもSkype端末、無料通話が可能に】
 ホテルや短期賃貸マンションに向けたインターネット構築サービスを提供するバトラァーズは、ライブドアと提携し、IP電話システムSkype用のソフトウェア配布、専用通話端末「サイバーフォンK」設置、プリペイドカード「スカイプアウトカードS」販売を開始する。バトラァーズが3月23日に明らかにしたもの。客室向けインターネット構築サービスに付加する形で提供する。これにより、世界各地のSkypeユーザーと無料通話ができる。
 サイバーフォンKは、PCのUSBポートに接続可能なSkype専用電話機。滞在者が自分のPCに接続し、Skype用ソフトウェアを無料ダウンロードすることで、無料通話が実現する。スカイプアウトカードSを利用すれば、一般の固定電話および携帯電話に対する発信(国際電話を含む)も可能となる。
 インターネットプロバイダや接続環境の制約を受けないSkypeは、ホテルや短期滞在型マンションなどの非日常環境に最適なIP電話サービスであるという。「出張中のビジネスマンや外国人の利用者に対し、利便性の高いサービスを提供できる。導入したホテルや短期滞在型マンションは、客室サービスの向上につながり、同業他社との差別化で集客に役立つ」
(引用終了)
 
 ライブドアが高裁で勝ったらしいですね。まあ当然でしょう。でも今日はゆっくりそれについて論じている元気がないので,それについてはまた別の機会に。それではということでSkype。以前このブログでも紹介しました(参考),P2P技術を「遵法」に使ったインターネット無料電話サービスです。日本ではライブドアが売っているので(無料ですが)ややこしい高裁の話から始めました。
 
 スカイプアウトというのは,Skypeから固定電話や携帯電話にお金を払って通話できるサービスです。逆パターンで固定電話や携帯電話からSkypeに(パソコンに)電話できるスカイプインというサービスも近々始まるようですが,これが本格的に普及すればおそらく法人のほとんどが固定電話を放棄してSkypeに切り替えるんじゃないかと僕は予想しています。通信費だけでも1社あたりものすごいコストになっているのですから(具体的なデータは今日は元気なしのため調べません)その普及のスピードは想像以上かもしれません。
 
 さて,でもまたここで考えないといけません。昨日もここでぐだぐだ書いたような,技術と自制心の話が絶対に話題になりますから。Skypeは暗号技術によって一般の電話のように盗聴されにくいんだぜ!何を言ってるの?なんていう突っ込みはやめましょう。僕が気にしているのは盗聴云々のセキュリティについてではありません。オレオレ詐欺だとかキャッチセールスだとかが今以上に頻発するんじゃないかという心配です。ま,普及する前からビビっていても仕方がないのですけどね。現行のSkypeでは通話する双方の素性ははっきりわかりますが,その仕様を改悪したクラック版がいつ出回るかわからない。素人では太刀打ちできないようなクラックが仕掛けられて,全然別の人から電話を受けているのに,パソコン画面上は仲の良い友達の名前が出てきているなんてことも起こるかもしれない。・・・うん。でも普及する前から腰折るようなことはやめとこ。実際に普及するかどうかもわからないしね。
 
 んじゃあこのエントリの目的って何なのさ・・・。と自分で突っ込みを入れてもう寝ます。  
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2005年03月22日

光ファイバー技術の進歩は自制心を超えられるか

今日はweb技術の話。

(Mar/08/2005 NIKKEI NETより引用開始)
【NTT、光ファイバーで10倍の情報量を伝送】
 NTTは8日、1本の光ファイバーで10倍の情報量を伝送できる技術を開発したと発表した。約1000本の波長に情報を乗せて同時送信することで、2時間の映画約250本に相当する毎秒10テラ(テラは1兆)ビットの通信が可能になるという。大都市圏や主要都市間の基幹通信網向けに5年後の実用化を目指す。
 同社は1046波長の光に情報を乗せて、京都府・精華町と大阪・堂島間に敷設した片道63キロメートルの光ファイバーを往復させることに成功した。実験では約2.7テラ(テラは1兆)ビットの情報量しか送っていないが、1波長に乗せる情報量を増やせば、10テラビット以上の情報を一度に送ることもできるという。
 複数の光の波長に情報を乗せて一括送信する光通信技術は「光波長分割多重」と呼ばれ、東京―大阪など主要都市間の基幹通信に採用されている。これまでの波長分割多重方式は波長の数だけ半導体レーザーが必要で、100波長を超えると情報を読み取ることができなかった。
(引用終了)

 すげえ。単純にすげえ。今は寺にも西宮の家にも光ファイバーが引いてあって,僕が日常使う分には十分すぎる速度が出ているのですこぶる快適なネット生活を送っていますが,こんなすげえ技術が開発されたらもはや悪用されるしかないような気がしますね。冗談抜きで。映画250本が1秒でダウンロードできるようになるのが5年後(もちろん予定でしかないですが)に実現するとしたら,もはやレンタルビデオ店なんて駆逐されるに決まっている。あっ,そうでもないか。デジタルデバイドが進んでいるだろうからしぶとく残る店はあるだろうけど,でもたぶん今よりは店の数は減っているだろうね。

 P2Pソフト利用の隆盛も気になります。テレビのコンテンツだって一瞬で全国に共有されてしまう。もちろん違法行為なので見つかれば即アウトでしょうが,今はやりのP2Pソフトはアップロードする人が特定できないような作りになっているものが多いらしい。DSLが主流の欧米やアジアと違って,光ファイバー普及率が格段に高い我が国においては,そういう違法行為が簡単にまかりとおって真面目に事業することがバカらしくなってしまうのかもしれません。

 あんまりこんな悲観的なことばっかり書くのは意図するところではありませんが,やっぱり技術ってのは自制心を備えないと結果的に国民にとってプラスにはならないんじゃないかと思わざるをえません。中国だとか韓国だとかでは日本のアニメやドラマや音楽が誰でもワンクリックでダウンロードできるようになっているサイトがちょくちょく見つかるらしいですが,こういう例が典型ですよね。もともと自制心のない民族に技術をもたせたら悪用しかしないっていう例。ま,こういうサイト方式のものはすぐに対処できますがP2Pになると本当に難しくなりますね。欧米でもKaZaAだとかいう巨大なP2Pの仕組みがあるようで(あんまり詳しくは知りません)特に音楽ぐらいの手ごろな大きさのファイルがやりとりされているようでして,これも著作権問題だとかなんだとかで揉めているらしい。古くはNapster問題にまで遡るのでしょうが,法律的に完全にクロと言われてもなお増殖し続ける違法行為ってのは手に負えません。

 だから日本人は今以上に文化度を下げないために自制心を備えていかないといけない。なんちゃって。ここまで書いていたらこういう結論にならざるを得ないところですが,そもそも自制心だらけだったらモノが売れませんね。資本主義ってのは人間の欲望を刺激することで消費に金を使わせてこその経済なわけですからね。そうなると,やっぱり教育問題に行き着くんだよなあ。法律で縛ればいいってもんでもないし。

 別に僕は今以上にテレビを見るわけでもないし,ハイビジョンだとか地上波デジタルに興味があるわけでもありません。ニューズはネットで見れるし,NHKの特集とかはDVDみたいなメディア(今後はブルーレイかHD-DVDが主流になるのでしょう)になってから見ても間に合いますし,ドラマなんていつ以来見ていないか。地上波デジタルに完全に移行する頃にはIT勢がネット放送なんかを始めているかもしれません(ライブドアはそのとき残っているかどうか微妙ですが)。こう書くと,僕個人的にはすでに自制心だらけの状態ですね。だから少々新しい技術が出てきてもたぶん自分を制御することはできると思うよ。・・・多分。

 P.S 今後も高画質でお笑いを見る必要なんてないと思うのは僕だけですかね。  
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2005年03月21日

『ファストフードと狂牛病』

c7ca85ea.jpgエリック・シュローサー『ファストフードと狂牛病』草思社 お勧め度★★★
(内容紹介はじめ)
 狂牛病問題の根幹はファストフード精神の蔓延にある。低コストで均一の味を求めるため何百頭もの牛が一つの工場でミンチにされるが,その牛がいつ生まれてどこから来たのか皆目わからない。ただ1頭の狂牛病被害が拡散されるリスクが潜んでいるのだが,アメリカは消費者よりも食肉関連業者を保護する姿勢が強く食の安全よりも企業の利益が優先される。一方ドイツ政府は食の安全を最重視した政策をとっているため学ぶことが多い。
(内容紹介おわり)

 ベストセラー『ファストフードが世界を食いつくす』の著者による続編です。アメリカ人による狂牛病警告の書ですから,舞台はアメリカです。ただし本書はアメリカでBSEが発生する数カ月前に出版されているため,今読めば情報として古いのは否めません。ただし暗にアメリカでのBSE発生を予測している内容ともとれるので,やはり目の付け所は間違っていなかったということは言えるでしょう。そして,本書で指摘されているような目を疑うほどのアメリカ畜産業界の悪弊が未だに整備されていないという事実を忘れてはいけません。そんな企業努力を畜産盛んなテキサスから出てきた大統領が強いるわけがなく,事実何の改善もされてはいないということを本書はえぐり出しています。

 ま,全頭検査でもやろうもんならザックザク狂牛病が見つかるだろうから,やろうにもやれないんでしょうし。対外にしても強面のライス長官とか使って恫喝外交を仕掛けてくるぐらいしかできない。この恫喝外交にしても,隣の中国だとか韓国のような国際法規すら理解していない連中は言うに及ばずですが,本来なら筋の通らない外交を仕掛けられたらまともに相手すると疲れるので無視(スルーというやつ)が一番なんですよね。でも無視したら了承と採られたらまずいな。やっぱり日本得意の「前向きに善処するよう検討したいと思います」で放っておけばいいんだね。「約束したじゃないか!」「善処はいたしましたが(善処って英語で何て言うんだろう)」「君は権限をもっているのではないのか!」「ですから善処するように指示は出しましたよ」「・・・」これでOK。

 どこかのブログで読んだのですが,今は小泉首相も閣僚達も何とかふんばってアメリカの圧力をはねのけているように見えますが,これも補選が終わるまでだろうという予測があります。なるほど。路上で女性に抱きついて速効逮捕されたような政治家がいた政党にとっては,アメリカと闘っているというポーズを少なくとも選挙前だけはとっておく必要があるからね。数日前はブッシュの電話をとりあえず撃退した首相を僕は支持しましたが,ちょっと考えが浅かったと反省。おそらくこの予測どおり進むでしょう。小泉首相のことだ。もうライスとはそういう話で落ち着いているんじゃないかな。ピタッと牛肉の話が官邸サイドから出ていないようだし(東京新聞の社説とかは比較的きっちり書いてましたが)。

 さて,うがった見方をすれば,本書なんてただの内部告発本と変わらないじゃん,大げさに書かれすぎなんとちがうん?なんて意見も出てくるでしょうが,著者はかなりの量の分析とインタビューをしたようです。巻末の参考資料や報道内容記録などを見ればいかに精力的にこの問題に取り組んでいたかがよくわかります。彼の言うこと(書くこと)はおそらくほとんど正しいのでしょう。今から引用するような情報も日本で同じような事例がありますが,ちょっと取材すればウラはとれるのでしょう。

(p.84より引用開始)
メキシコから牛を輸入していることも,狂牛病の危険性を高める要因だ。毎年,百万頭以上の牛が生きたままメキシコからアメリカへ連れてこられ,解体処理されて,農務省の検査を受けたのちに「アメリカの」牛肉として販売される。
(引用終了)

 本書のいろんな記述が正しいとしよう。だとすれば,本書を読んだ僕がしなければいけないことは何か。身近な人にまずファストフードへ行かないように勧告することぐらいですかね。でもよくて勧告だけだね。強制できるようなもんでもないしなあ。僕が家庭教師していた中学生の女の子はまともな食事ができないぐらい好き嫌いが激しくてジャンクフードしか食べれないわけで,そういう子が増えていることを考えたら僕の勧告なんて誰が聞くんだろうなあと自嘲するわけです。やっぱり我が国は何か大事にならないと気付かない国民性だからなあ(マスコミが自主規制している可能性もありますが)。大事になっても他人事であれば特に自分から気をつけようなんて思わないだろうし。まあいいや。僕は気をつけよう。気付いて取り組んだ人間だけが得をすればいいや。

 気になる記述を引用しておきます。

(p.36より引用開始)
アメリカでは,裕福で教養のある人々が日本食の消費を増やしつつあるが,日本では教養のある人々が,栄養のことなどほとんど知らないアメリカ人のあいだで人気の高いファストフードをますますたくさん食べている。
(引用終了)

 まったく日本人ってバカが多いんだね。みすみす自分の国の優れた文化や慣習を放り出して,アメリカナイズされたものばっかりを信奉するなんて。医学の世界も同じで,アメリカでは東洋医学だとか瞑想だとかが最近の研究の最前線分野なのに,日本では相変わらず西洋医学べったりだもん。瞑想なんて宗教臭いから信用しませんなんて言い出す学者ばっかりだし。MBAで瞑想が取り入れられようとしていることも知らないんだ。

 話がそれそうになりましたので戻します。本書はアメリカで狂牛病が出るとしたらおそらく原因はファストフードに違いないという視点で書かれていますが,そのトップ企業であるマクドナルドは最近(といっても2年ほど前)こんな評価を受けたそうです。

(p.67より引用開始)
最近のアメリカの消費者調査で,マクドナルドに対する大きな不満が浮き彫りにされた。調査対象になった二百の国内組織のうち,マクドナルドの順位は下から二番めだったのだ。最下位は,国税局だった。
(引用終了)

 日本では藤田田が冥土に逝かれました。あの世ではどんな仕打ちを受けているんでしょうか。宗教家としては気になるところですが,日本のマクドナルドを発展させた(イコール若者を衰退させた)責任はあの世でとることになるのか,それとも子孫が世の中の恨みを買って生きるのか,それは今の段階ではわかりませんが,徐々に明らかになるんでしょうねえ(いや,そんなこと僕にはわかりませんがね)。

 あとは補選が終わってからどのタイミングで小泉首相がアメリカに尻尾を振り出すのか見物です。早いと思いますよ。長引かせるメリットなんて自民党にないでしょうから。  
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2005年03月20日

さらにフジテレビ問題について

 昨日今日とハードな日程(彼岸進行)が続く。お寺の宿命なので仕方ないし,儲けどきなので悪い話ではない。ありがたい,ありがたい。

 今日は残りの力を振り絞ってライブドアとフジテレビ問題について書きます。本当は牛肉問題のことを書きたくて書きたくてうずうずしているのですが,先日よほど大きな事件がなければもう書きませんなんて宣言したばかりだから自粛します。読んだ本の感想も書きたいんだけど彼岸明けまで待ってください(誰も待ってなんかいないか・・・)。

 フジテレビは本当にやることなすことタイミングが悪い。乗取りに対する防御としてもっと財界などを巻き込んでスマートに闘えばすぐに同情は集まるだろうに,少なくとも以下の点でその可能性さえ自分で潰しています。

 まず一つ目はライブドアがニッポン放送の株を時間外取引で取得したというやり方についてです。なんのことはない。わーわー騒がれていた時間外取引ですが,ライブドアがやる前にフジテレビがやっていました。このサイトにわかりやすく書いてあります。より専門的な知識を得たい方は磯崎さんのブログが非常に参考になりますので,ご自分の目で確かめてください。市場原理主義を掲げてアメリカのお先棒を担いでいた産経新聞が自分たちが被害者になることで主張をころっと変えたのと同じです。バカ番組しか放送しないくせにホリエモンのやり方を(こっちもバカらしいものが多いですが)批判するのは「目くそ鼻くそ」というヤツです。これじゃあ財界のバックアップは得られんわな。

 二つ目は先日も書いたので詳細は省きますが,ニッポン放送のフジテレビに対する第三者割当増資の件です。株主に経営を委託された経営者が,勝手に嫌な株主の影響力を削ぐことができるなんていう方法が認められるわけがない。地裁の判決が出た翌日の日経新聞の社長アンケートが物語るとおり,財界もこの時点でフジテレビへの同情は消えたはずです。トヨタもフジテレビのTOBに応じず市場を通じてライブドアに売ったようですし,東電は逆にフジテレビのTOBに応じたことで株主代表訴訟にまで発展しています(市場価格の方が高いのに安い価格で売るのは会社資産の毀損であるという理由)。

 一方,従業員を守る責務を負っている経営者として,フジテレビ経営陣がとった行動は必ずしも外ればかりではありません。ライブドアの買収に反対するニッポン放送の社員をフジテレビが受け入れる用意をしているというような話もそういう行動の一つです。労働組合すら今更作ろうかいと言っているような会社が出したとはいえ社員の声明文なんかを読めばフジテレビ側としては何とかしてやらんといかんということになったのでしょうし,フジテレビ側は法律上はもう今更ニッポン放送の乗取りには対抗できないのですから(おそらく連休明けの高裁判決もライブドア支持でしょう),人的資産を動かして実質的に対抗するしかありません。かといってそれは短期的にニッポン放送の価値下落になりますが,ホリエモンがまた違う人材を集めてより人気を集めるコンテンツをラジオで発信できるようになるかもしれないので,そうなれば今度はニッポン放送の元社員達がフジテレビでお荷物になるかもしれない。まあ何も決まらないうちから勝手な憶測ばかりするのはよしましょう。今日のテーマはフジテレビが財界からのバックアップを得ることがあるのかということなので。

 従業員の保護という面では「世間」の同情は得られるかもしれない。でも経営者達の集いである「財界」の同情は得られないだろうね。でも他の会社の経営者達はフジテレビには大きく感謝していると思います。だって彼らが被爆したおかげで,アメリカ企業による乗っ取り法案(商法改正)は1年先送りできたし,その間にポイズンピルだとか何だとか定款変更を準備できるし,何よりも時価総額を高めるための意識づけができたからです。フジテレビは非難を浴びながらホリエモン達に躍らされて最終的には日枝社長もやめさせられるでしょうし,豪邸疑惑だとか鹿島建設へのキックバック問題だとかも週刊誌を騒がせるかもしれません。ああ可哀想。でもあなた達が称賛してやまなかった資本主義って優勝劣敗なんですよね?負けても自己責任なんですよね?ねえフジサンケイグループの皆さん?  
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