2005年04月09日

カナダからの援護射撃 君はこれでもアメリカ産牛肉が食べたいか?

 休日だというのに刺激的なニューズが続きますね。今日もいくつか引用してコメントしておきます。牛肉問題が新たな動きを見せそうなので話題解禁ね。

(Apr/09/05 NIKKEI NETより引用開始)
【「米農務省はBSE秘匿の疑い」元食肉検査官が告発】
 米農務省が米国内で新たなBSE(牛海綿状脳症)の牛を見つけながら秘匿してきた疑いがあると、同省の元食肉検査官がカナダ紙に告発した。農務省は8日、日本経済新聞に告発を全面否定したが、同検査官は12日にカナダ下院農業委員会の公聴会で証言を予定。日本の米国産牛肉輸入再開問題にも波紋が広がる恐れがある。
 7日付の加エドモンド・ジャーナル紙が農務省の元食肉検査官で獣医師のクリス・シュワルツ博士の告発を掲載した。
 同博士は、米国内で新たなBSEの牛が見つかっていながら農務省は公表していないと複数の元同僚から打ち明けられたと明らかにした。これらの同僚は定年退職が間近なため、告発で年金を失いかねないとして、博士は詳細に立ち入るのを控えている。また米加両国の肉牛の生産・飼育システムがほぼ共通だと指摘。カナダで一昨年から4頭のBSEの牛が見つかったのなら、米国でもっと多くのBSEが見つかるのが自然だと話した。
(引用終了)
 
 完全なガセネタを日経が流すことは考えられませんから(大事なことを流さないのはよくありますが)ウラがとれた時点で各紙が追従して騒ぎは広がっていくのではないかと見ています。12日の証言がどの程度のインパクトで各紙が報じるか見物ですね。かわいそうなのは台湾。
 
(Apr/09/05 Mainichi-MSNより引用開始)
【台湾、16日から輸入再開】
 台湾の中央通信によると、ジョハンズ米農務長官は8日、台湾が米国産牛肉の輸入を今月16日から再開すると発表した。台湾が生後30カ月以下の牛の骨、内臓、脳、脊髄(せきずい)などの部位を除いた輸入に同意した。
 台湾は米国にとって6番目の海外の牛肉市場だったが、米国でBSE(牛海綿状脳症)感染牛が確認された03年12月から輸入を禁止していた。台湾の今回の輸入再開について、ジョハンズ長官は「人体への健康と動物検疫規定の国際基準に完全に沿ったものだ」とコメントしている。
(引用終了) 
 
 台湾の世論はどっちなんでしょう。まさか,アメリカが危険部位を完全に分離する技術すらもちあわせていないなんてことは政府も知っているんでしょうけど,やっぱり圧力に屈して国民の健康を害する方を選択したことには間違いない。李登輝氏だったらつっぱねてたかなとも思いますが,でも中国が異常な動きを見せている以上,アメリカの力を当てにしないわけにはいかず,決断したのかもしれません。ま,よその国が何を決めようとどうでもいい話ですが,後は韓国が輸入再開して日本の外堀が埋められていくという事態は先延ばしされそうですね。それにしてもアメリカの畜産業界もロビー活動なんてしている暇があったら,とっとと技術磨いてトレーサビリティー整備しておけよって言いたいね。ジャイアニズムはいつまでも続かないぞとこっそり警告しておく。
 
 ここまで騒ぎが大きくなれば放っておいてもだいたいの日本人はアメリカ産牛肉を食べたいとは思わないんじゃないの?いつもはヘイコラしてアメリカ様〜って言っている人たちが頑強に拒んでいる理由は族議員的な反発だけではないと思います。アメリカがかなりのことを隠している,そのことを暴露したいけど報復が怖くて言えない,でも退くわけにはいかない・・・そんな気持ちで時間稼ぎしているあいだに,カナダから援護射撃が入ったと見るべきなのかな。とにかく,僕のこれまでの提案はこのニューズでち二段構えがとれるようになりました。
 
 これまで僕は,アメリカと揉めずにそれでいて日本人の健康を守るために,財政出動→買い付け→空港で焼却処分→慰霊碑建立(牛の供養と今後の見せしめのため)を主張していましたが,前段階で揺さぶりをかけることができるようになりました。カナダの噂話がウソであるなら立証してみろと迫るのが第一。もし立証できれば財政出動以下同じ。立証できなければ輸入しなければいけない理由はありませんから今のままのらりくらりでOK。
 
 後は日本のマスコミがしっかりしてくれたらなあ。産経新聞も中国とか韓国からの干渉には敏感に反対を書きますが(書いて当然ですが)アメリカ様からの干渉には露骨なほど及び腰ですからねえ。それが「正論」路線じゃというのならそれでもかまいませんが,さっさとホリエモンに買収されてエンタメ路線にくら替えしたほうがよっぽど日本人のためになりますよ。そんなプライドが許さないのなら郵政民営化のヨイショなんて書いていないで牛肉問題をもっと深くまでリサーチしてくださいよ。

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